日本福祉大学 社会福祉学部

臨床心理学T (心)

単位数 学年配当 開講形態 教員名
2
2
後期
山 田 麻紗子

テ | マ 臨床心理学の基礎理論と心理臨床の方法

講義のねらい
 豊かな社会といわれる今日、 子どもや青少年を巡る非行、 不登校、 高校中退、 引きこもり、 児童虐待など、 大人を巡ってはドメスティック・バイオレンス、 自殺などが社会問題となっている。
 臨床心理学はこうした問題を科学的に理解し、 精神的健康と発達を促し、 意義ある人生を創造するように援助したり、 予防的な活動を目的とする学問である。
 臨床心理学では、 臨床心理学の基礎的概念、 心理査定、 心理療法の基本を学ぶこととする。

講義のながれ
第 1 講 臨床心理学の概観
第 2 講 臨床心理学と対象者理解
第 3 講 心理テスト 知能検査
第 4 講 心理テスト 性格検査
第 5 講 心理テスト 描画法等
第 6 講 児童虐待
第 7 講 地域・社会との連携・ネットワーク
第 8 講 非行少年の心理と援助
第 9 講 心理療法の概説
第 10 講 精神分析療法−フロイト
第 11 講 ユング派の心理療法
第 12 講 ロジャース派の心理療法 (来談者中心療法)
第 13 講 子どもの心理療法

学ぶ上での注意・担当教員からの希望
 精神保健、 社会福祉方法論系科目等と関連づけて学習してほしい。 講義中にレジメを配付する。
 (参考文献として読んでほしいもの)
  ユング心理学入門 (河合隼雄、 培風館)
  箱庭療法入門 (河合隼雄編、 誠信書房)
  フロイト その自我の軌跡 (小此木啓吾、 NHK ブックス)

成績評価の方法
 通常の試験による。 学期末の試験によるが、 出席点 (20 点) も考慮する。

テキスト 竹中・加藤・水野ほか 『改訂・臨床心理学』



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