日本福祉大学 社会福祉学部

障害者福祉論 (社)

単位数 学年配当 開講形態 教員名
4
2
後期 (週 2 回)
大 泉   溥

テ | マ 実践科学としての障害者福祉論

講義のねらい
 障害児・者の福祉は児童福祉や老人福祉とともに社会福祉の三大分野のひとつだと言われるが、 子どもや老人は人生のある特定の時期であるのに対して、 障害はその受障以降、 その生涯にわたっての問題である。 そのため、 障害者福祉は社会福祉の原点をなすものだとも言われるのだが、 社会福祉一般では解決されない固有な問題があるという点にも留意しなければならない。
この講義では、 障害者福祉論の基礎的・基本的な理解を大切にしながら、 現代日本における障害者福祉の特徴や理論的・実践的な課題をも明らかにするような講義展開を試みたいと思う。

講義のながれ
(前半)
T. はじめに 
U. 障害者福祉の基本的諸問題
   障害者福祉の理念と歴史 
   障害の概念と障害者の定義 
   障害者の実態と要求 
   障害者福祉の制度・行政のしくみ
(後半)
V. 障害者福祉の実践的課題
   障害者福祉における生活の問題
   障害者雇用と労働の保障
   障害者の自立問題
   障害・個性・文化
W. おわりに

学ぶ上での注意・担当教員からの希望
 講義中の 「立ち歩き」 や 「私語」 はご遠慮ください。 ノリが悪くなりますので・・・・。
レジュメをもとにした講義を行い、 ビデオなども適宜使用しますので、 視覚障害・聴覚障害などで受講に支障がある場合には申し出てください。 できるだけ配慮をします。

成績評価の方法

テキスト 〔テキスト〕
 大泉溥 『実践記録論への展開−障害者福祉研究の立場から−』 三学出版 (2005)
〔参考文献〕
 1. 大泉溥 「障害者の福祉」 『現代の社会福祉』 みらい (2001) の第 11 講
 2. 佐藤久夫・小沢温 『障害者福祉の世界 (改訂版)』 有斐閣 (2003)
 3. 小沢温編 『よくわかる障害者福祉』 ミネルヴァ書房 (2003)
 4. 福祉士養成講座編集委員会編 『障害者福祉論 (新版第2版)』 中央法規出版 (2003)
 5. 総理府編 『障害者白書 (平成 15 年版)』 大蔵省印刷局 (2003)
 6. 大泉 溥 『障害者福祉実践論   生活・労働と人間的自立の課題   』 ミネルヴァ書房
その他、 進行に応じて、 必要な文献を示します。



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