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物語と人生 |
単位数 | 学年配当 | 開講形態 | 教員名 |
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テ | マ | この世は舞台 |
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講義のねらい |
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シェイクスピアの喜劇
『お気に召すまま』
に登場する皮肉屋ジェークイズは、
この世を一つの舞台として、
そこで演じる人間の一生を七幕に分けている。
「まず第一幕は赤ん坊、
乳母に抱かれて泣いたりもどしたり。
次は泣き虫小学生、 カバンぶらさげ、
輝く朝日を顔に受け、 歩く姿はカタツムリ、
いやいやながらの学校通い。
さてその次は恋する若者、
鉄をも溶かす炉のように溜息ついて、
悲しみこめて吐き出すは恋人の顔立ち称える歌。
−中略− 終幕は、 第二の赤ん坊、
闇に閉ざされたまったくの忘却、 歯もなく、
目もなく、 味もなく、 なにもない。」 特定の社会制度で他者との関係において自己実現や挫折が展開されるのが人生という舞台である。 権力、 野心、 恋愛、 嫉妬、 偏見等という形態で。 この世界を一旦舞台として突き放しながら自己の位置を確認してほしい。 |
講義のながれ |
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1 . はじめに
シェイクスピアとその時代について。 2 . 映画 『恋に落ちたシェイクスピア』 (前半) 鑑賞。 3 . 映画 『恋に落ちたシェイクスピア』 (後半) 鑑賞。 4 . 『ロミオとジュリエット』、 『真夏の夜の夢』 について。 5 . 『十二夜』、 『お気に召すまま』 について。 6 . 映画 『十二夜』 (前半) 鑑賞。 7 . 映画 『十二夜』 (後半) 鑑賞。 8 . 四大悲劇について。 9 . 映画 『オセロー』 (前半) 鑑賞。 10. 映画 『オセロー』 (後半) 鑑賞。 11. 歴史劇について。 12. 映画 『リチャード三世』 (前半) 鑑賞 13. 映画 『リチャード三世』 (後半) 鑑賞。 おわりに。 |
学ぶ上での注意・担当教員からの希望 |
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図書館、 テレビ中継、 レンタルビデオ店、 劇場などあらゆる手段で取り上げる作品 (日本語でよい) を経験して下さい。 なお、 知らないことや難しいことに対しても想像力や好奇心を広げる努力をして下さい。 |
成績評価の方法 |
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適宜課す小感想文
(兼出席表) とレポートによる。 小感想文 (兼出席表):40 点 期末レポート :60 点 |
テキスト | 使用しない。 |
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