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法 学 |
単位数 | 学年配当 | 開講形態 | 教員名 |
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テ | マ | 生活に密接した法を知る |
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講義のねらい |
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私たちが営んでいる市民生活は、 家庭や友人関係、 そして学校や職場においても、
市民が自分ひとりだけの力で営むことはできず、 必ずと言ってよいほど他の市民との関わりが生じてきます。
また、 その場所がどこであれ、 国や自治体と無関係に市民生活を営むこともできません。
私たちは、 自由で気ままな生活にあこがれますが、 そんな生活も自分ひとりだけの力では営めないのが現実です。
今日の市民生活においては 「公の生活」と 「私の生活」が複雑に入り組んでいて、
これを区別するのが難しくなってきているのです。 こうした状況を反映して、 私たちの周りには、 「公の生活」を守るためのルールと 「私の生活」を守るためのルールとして、 さまざまな法律があります。 これらは通常、 「公法」 と 「私法」 の 2 つに分けられます。 この講義では、 公法の中で重要な行政法、 私法の中で重要な民法、 という 2 つの領域の基礎用語や基本原理を中心に学んでいくことが第 1 のねらいです。 これらの領域で学ぶ基本的な視点や考え方は、 他の法律を理解する上で非常に役立つものであり、 法律全体を貫くものといえます。 したがって、 この講義による法的素養の習得を通じて、 他の法律系専門科目への橋渡しをすること (法律系科目の体系的な履修を促すこと) が、 第 2 のねらいです。 |
講義のながれ |
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第 1 部 行政法 1 行政とは何か 行政の分類 2 行政法とは何か 行政法の体系・法源 3 行政法の基本原理 法律による行政の原理 4 法律の優位と法律の留保 5 行政主体と行政機関 6 行政立法とは何か 7 行政行為とは何か 行政行為の種類 8 行政行為の効力 9 行政強制とは何か 10 行政上の不服申立て 11 行政事件訴訟 取消訴訟を中心に 12 国家賠償とは何か 第 2 部 民法 1 序論―民法とは何か、 民法の基本原理等― 2 権利義務の主体について―(1)未成年者 3 権利義務の主体について―(2)成年後見制度 4 法律上の効果を生む行為と意思―(1)意思表示 5 法律上の効果を生む行為と意思―(2)取消・無効 6 契約をめぐる諸規定―(1)契約の成立と効力 7 契約をめぐる諸規定―(2)売買契約 8 契約をめぐる諸規定―(3)賃貸借契約 9 契約をめぐる諸規定―(4)委任、 請負、 その他の契約 10 契約関係にない当事者間の紛争―(1)不法行為の成立要件 11 契約関係にない当事者間の紛争―(2)不法行為と損害賠償請求 12 講義のまとめ (第 2 部は近藤担当) |
学ぶ上での注意・担当教員からの希望 |
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@ 講義にはつねに小六法 (ポケット六法) を持参して下さい。 A 該当する分野の基本書を選び、 各自で事前学習をして下さい。 B 毎日、 新聞を読み、 学習する内容に関連する記事のスクラップを心がけて下さい。 |
成績評価の方法 |
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期末試験の得点により評価します。 |
テキスト | 特になし。 毎回必要なレジュメ及び関連資料を配布します。 |
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