科目名 [情報システムコース] システム情報ユニット
卒業研究I (21 クラス)
時 限
金−4

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
4
3
通 年
御 橋 広 眞

テ | マ 生活の中で見つかる 「ゆらぎ」 の現象を理解しよう

講義の概要・ねらい
 ニュートンは、 当時、 神の世界と考えられていた夜空を見上げて、 無数の星の運行に魅せられ、 その規則性について分析し、 ついに古典力学の基礎をつくりあげたそうです。 古典力学にまとめられた決定論的自然観は、 その後、 人の思考に大きな影響を与え、 特に西欧人の自然観を支配したといえます。 それに比べて、 東洋では、 どちらかといえば、 自然現象の多様さ、 特に、 変化の仕方の多様さに関心が向けられたという傾向があります。 つまり、 予測不可能な現象を素直に受け入れようとする学びの姿勢がみられます。 現代風にいえば 「ゆらぎ」 への関心です。 「ゆらぎの科学」 は、 身近な自然や社会現象を観察し、 自分の力で考えて理解しようとする人のための学びの場です。 あなたの 「考える力」 を磨く場だといえます。

講義のながれ
 1) 最初に 「ゆらぎ」 について学習します。 2) 次に、 あなたが自分の研究テーマを というよりは、 テーマの 「種」 みたいなものを、 いくつか取り上げて、 いろいろな角度から議論します。 それは卒業研究を進めるための基本としてたいへん重要です。 その候補の中から、 一つを選んで、 データや資料を集めます。 ここが第一のポイントですから、 単にインターネットで調べるばかりでなく、 「自分の足でデータを集めること」 を、 必要条件にします。 3) データが集まったら、 研究室で発表し議論します。 これが客観化の第一ポイントです。 その結果、 もっとデータが必要になる場合があります。 あるいは、 それが四年生ですすめる卒業研究Uのテーマに発展するかもしれません。 とりあえず、 整理してまとめて、 4) 卒業研究Tの論文としてまとめます。 そして、 5) 発表の練習をします。 これが客観化の第二ポイントです。

学習上の留意点
 できるだけ多くの人と議論する習慣を身につけてください。
 つまり、 授業時間以外にも研究室にいる時間を多くするようにしてください。

成績評価の方法
 発表とレポート

使用テキスト
 テーマによって選びます。



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