科目名 | 認知科学概論T | 時 限 |
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単 位 数 | 学年配当 | 開講期間 | 担 当 教 員 |
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テ | マ | 認知科学の大要を概説する:こころとからだの相互作用について考える。 |
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講義の概要・ねらい |
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認知科学とは何か? 認知科学を系統全体的に学習し、 考える。 以下に講義内容の枠組みを示す。
認知科学は、 知能を研究対象とし、 その働きを計算という観点から研究する。 人工知能や人工知能を搭載したロボットの研究・開発は認知科学の成果の 1 つであるが、 原動力となったのは高速で、 正確に、 複雑な計算をこなすコンピュータの出現とその発展である。 認知科学は、 脳の働きとしての知能を、 計算理論に基づいて、 科学的に明らかにする事を通じて人間性を理解しようとする目的を持つ。 キーワードは、 脳、 知能、 コンピュータ、 コンピュータシュミレーション、 計算である。 認知科学は、 学際的色彩の濃い科学であり、 コンピュータ科学を共通の場として、 解剖学、 神経生理学、 脳科学、 生物学、 動物行動学、 心理学、 情報科学、 言語学、 社会学、 哲学など、 人文、 社会、 及び自然科学の多くの研究領域と関連する。 広くバランスのとれた基本知識の必要な、 今後の発展が期待される新しい学問であり、 応用、 臨床方面にも展開する。 |
講義のながれ |
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認知科学の歴史 第 1 週 誕生の経緯から今日までの歩み。 認知の統合的基礎 第 2 週 感情、 性格 動因と動機、 感情表現、 適応、 自己 第 3 週 思考、 言語 概念の形成、 思考の伝達、 言語の獲得、 イメージ 第 4 週 学習、 記憶 第 5 週 感覚、 知覚 感覚器官、 知覚と意識 知能のコンピュータ・シュミレーション 第 6 週 計算機の情報処理、 コンピュータ小史、 機能、 プログラミング 第 7 週 脳 コンピュータ及びモデル 人と機械、 コンピュータと脳、 モデルの使用 第 8 週 コンピュータ・モデルと学習、 問題解決 第 9 週 コンピュータ・モデルとパターン認識、 言語 第 10 週 人工知能、 人格モデル、 心身問題、 計算理論 知能の心理学的基礎 第 11 週 知能の発達 成熟、 発達の順序と段階、 遺伝と環境 第 12 週 知能の構造 (測定、 区分、 構成因子) 第 13 週 知能の機能 (認知、 経験、 推論、 社会生活) |
学習上の留意点 |
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毎回、 講義内容のまとめを主としたリポートを提出する。 「認知科学概論U」 とあわせて履修することが望ましい。 |
成績評価の方法 |
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リポートと授業中の課題の成績を綜合して行う。 |
使用テキスト |
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