科目名 | 日本文化論 | 時 限 |
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単 位 数 | 学年配当 | 開講期間 | 担 当 教 員 |
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テ | マ | 海外文化と日本文化 |
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講義の概要・ねらい |
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日本の歴史・文化が、 海外との交流・衝突の中で形成されてきたことは、 常に念頭に置く必要がある。 また、 そのようにして形成されてきた日本の歴史・文化は、 不安がうずまく現代社会における 「癒し」 の一つとして、 つまり、 「誇るべき日本の文化・伝統」 として、 回顧される場合が多い。 しかし日本の歴史・文化という問題は、 現代と過去の限界を知り、 よりよい未来を展望する一つのてがかりとして、 むしろ貴重な意味を持つ。 この講義では、 日本の歴史・文化に関わる 「生の史料」 の読解を通じ、 現代からみた過去の人々の到達点と限界を知り、 さらに、 「現代の我々は未来の人々からどのようにみえるだろうか」 「現代の我々の限界とは何だろうか」 という問題にも思いをめぐらせられる想像力を身につけることを、 究極の目標としたい。 |
講義のながれ |
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日本の歴史・文化が、 海外との交流・衝突の中にあったことを具体的に示す史料として、 @室町時代から江戸時代初期にかけて、 中国、 朝鮮、 日本の間で取り交わされていた外交文書を集成した 『善隣国宝記』 『続善隣国宝記』 か、 A戦国時代の日本でキリスト教の布教につとめたルイス・フロイスの著作 『日本史』 か、 いずれかを読解する。 初回講義 (ガイダンス) の時に、 テキストの目次または読解手順を示し、 「講義の流れ」 の紹介とする。 |
学習上の留意点 |
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講義の要点を自力で察知し、 ノートする力がつくことを期待し、 板書は省略する場合がある。 理解できなかったり疑問が生じた場合は、 講義終了時などに、 遠慮なく積極的に質問に来てほしい。 |
成績評価の方法 |
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「持ち込み可」 による筆記試験を基本とする。 任意提出のレポートも受け付ける予定。 |
使用テキスト |
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上記 「講義の流れ」 の@かAにする予定。 必要分は適宜、 プリントなどの形で配布する。 |
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