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〈社会教育主事任用資格課程〉 |
単位数 | 学年配当 | 開講形態 | 教員名 |
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テ | マ | 子ども・学校・生涯学習 |
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講義のねらい |
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日本の社会構造が大きく変化し、 私たちの生活のあり方の変容を迫っている。 それがもたらす問題を、 そのまま自らの存在のあり方の変容として示しているのが子どもである。 社会構造の変容は、 子どもの社会的存在のあり方を大きく変え、 彼らをある種 「脱社会的」 な在へと組み換えつつある。 それはまた、 私たちがなじんできた学校という社会制度の機能不全と表裏一体となっている。 そして、 そこから 「学習」 が新しい社会のキーワードとして立ち現れている。 この講義では、 日本社会の変容の実態をとらえつつ、 その中で学校がどのように変容し、 子どもたちはどのように自らを変えながら、 この社会で生きていこうとしているのかを、 考察する。 そこから、 受講生が、 この激動の社会にあって、 主体的に自分の人生をきりひらく力の一端を獲得することを期待する。 |
講義のながれ |
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(各節で1時限を予定、
計 13 時限) 序 本講義の趣旨・概要・導入 1. 日本社会の諸問題・教育の諸問題:グローバリゼーションの進展と日本社会の変容 2. 「私」 の曖昧化と存在の 「脱」 社会化 第 1 章 近代学校の原理と学校の機能不全 1. 人間の発達と学習 2. 学校を生んだ時代=近代とはどういう時代か 3. 近代の人間観と教育 4. 学校を構成する原理 5. 「いじめ」 「不登校」 と学校 6. 「透明な存在」 と子どもたちの 「脱」 社会化 7. 学校は平等を保障したか 8. 不平等社会の再生産とエリート意識 9. 学校は機能不全 |
学ぶ上での注意・担当教員からの希望 |
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自覚的な学習を心がけて欲しい。 とくに講義で示す諸問題を自分の身に引きつけて考えるように試みて欲しい。 |
成績評価の方法 |
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講義の区切りに、 2回ほどレポートを課す。 |
テキスト | 牧野篤著
『主体は形成されたか−教育学の枠組みをめぐって−』
大学教育出版、 1999 年 その他、 適宜紹介する。 |
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