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〈教職課程〉 |
単位数 | 学年配当 | 開講形態 | 教員名 |
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テ | マ | 科学的な社会認識を培う社会科教育のあり方と方法ー公民的分野を中心に、 地理的分野を含めて |
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講義のねらい |
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人間と人間が作り出してきた様々な制度などに焦点を合せます。 現代の世界において、 人間の暮らしの中でそれらがどのような意味を持ち、 機能しているのかを生活現実の中で検証しながら、 公民的分野を中心に地理的分野も含め、 主に言語を通してその方法と技能を探究します。 特に学校教育の中における社会科という教科を通じてどのように学ぶのか、 生徒とのやりとりを視野に入れながらその可能性を追求します。 今まで皆さんが受けてきた学校教育の経験を踏まえながら皆さん自身の社会認識の方法・技能・質も問います。 民主主義社会の一市民として必要な社会認識の質を高め、 お仕着せでない学ぶ方法を獲得するための道筋を共に考えます。 |
講義のながれ |
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1 .授業の仕掛け、 学ぶということ−社会科の枠組み (知的好奇心と聞く力) 2 .社会科の成り立ちと教科書問題−社会科に潜む問題 3 .社会科の教科書と取り組むために−文章を捉えるための方法 (文分析と発問) 4 .教材を豊かにするために−新聞報道を生かし、 学問的裏付けを (NIE と読書) 5 .社会科の学力を問う−試験・考査をどうするのか、 暗記からの解放は可能か 6 .3分間スピーチの実践 (社会への目、 読みまとめる力、 伝えるための要素) 7 .人権と法−人間らしさの探究 8 .暮らしと経済−豊かさのなかみ 9 .民主主義という政治制度−民意と国としての決定 10 .学生による模擬授業と討論 11 .アメリカ合州国とイスラーム社会−9.11 以後の世界を考える 12 .私たちの住む地球−環境問題を考える 13 .認識するということの前線 14 学ぶ上での8つの要素 |
学ぶ上での注意・担当教員からの希望 |
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自ら学ぼうとする姿勢を前提にし、 今まで学んできた社会諸科学の内容と生活現実との接点を見つけ出す営みを強化することです。 そのためには日常報道される日本や世界の事象に興味と関心を持ち、 それらの事象の歴史的背景や意味を探り、 考察する力量を上げるための方法を確立することです。 |
成績評価の方法 |
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試験、 レポート、 毎回講義終了前に実施する講義の評価、 講義内容に関する質問、 自身の学習に対する評価、 アンケート (出欠票を兼ねます) など総合して行ないます。 |
テキスト | 波多野誼余夫・稲垣佳代子 『知力と学力』 岩波書店 (新書) |
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