国 際 経 済 |
単位数 | 学年配当 | 開講形態 | 教員名 |
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テ | マ | 世界と私たちの暮らしとのつながりについて考える |
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講義のねらい |
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今、 わたしたちの暮らしは世界の動きと深く結びついています。 わたしたちがより豊かな暮らしを求めようとすればするほど、 多くの国々との国際的な政治経済関係は一層深まり、 いまやそれを抜きにわたしたちの暮らしは成り立たなくなったばかりか、 世界や日本の社会経済で起こっている様々なことを説明することができなくなりました。 そこでこの講義では、 国際経済の基本的な考え方について学びながら、 国際経済の視点から現実の社会経済で起こっている諸問題を読み解く力を養うことを課題とします。 |
講義のながれ |
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【第 1 章】現代貿易のシクミと現代貿易が抱える諸問題について 〜私たちが豊かな暮らしを求めることが、 なぜ日本と世界の国々 との関係を深めることになるのか?〜 第 1 回 この講義のねらいと進め方、 評価について 第 2 回 1. 貿易のしくみ (1)まず日本の貿易構造をみよう 第 3 回 (2)なぜ後れた国が輸出できるのか? 第 4 回 (3)国によって得意な商品は異なる (4)貿易の深まりと比較優位構造 第 5 回 ☆ 比較優位論の復習と練習問題 第 6 回 2. 貿易がもたらす問題点 (1)産業の空洞化、 保護主義 第 7 回 (2)途上国貿易をめぐる問題 @HO仮説と交易条件 第 8 回 Aモノカルチャー構造と貿易 第 9 回 3. 新しい貿易の試み〜フリー・トレード 第10回 小テスト 【第2章】外国為替のしくみと国際通貨ドルの 「ひみつ」 について 〜私たちの暮らしがドルによって支えられているために、 どのよ うなことが起こっているのか?〜 第11回 1. 外国為替取引のしくみ (1)外国のモノを 「円」 では買えません (2)外国為替のしくみ @両替と為替取引 |
第12回 A外国為替相場はどのように決まるか? 第13回 (3)日本の為替相場の歴史 第14回 2.「1ドル=120 円」 の秘密 (1)「1ドル=120 円」 は単なる数式か? (2)「ドル」 ってなに? 第15回 (3)なぜ 「USドル」 が国際通貨になったのか? (4)なぜ 「ドル」 の前はいつも“1”なのか? 第16回 (5)国際通貨ドルがアメリカにもたらすメリット@ 第17回 (6)国際通貨ドルがアメリカにもたらすメリットA 第18回 (7)「ドル」 と国民生活 第19回 小テスト 【第3章】グローバリゼーションと途上国について 〜世界とのつながりが強まる中で途上国の人々はどのような暮ら しをしているのか〜 第20回 1. 「グローバリゼーション」 とは何か? (1)グローバリゼーションの特徴 第21回 (2)グロバリゼーションを促す主役たち 第22回 2. 世界の人々は本当に豊かになったのか? 第23回 3. 世界の人々と意識的に関わろう 第24回 小テスト 第25回 HOT ISSUE@ 第26回 HOT ISSUEA、 講義のまとめ (評価と試験について) |
学ぶ上での注意・担当教員からの希望 |
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@受講マナーの悪い人 (特に途中退出、 飲食、 講義とは無関係な私語) は厳しく注意します。 それでも改善しない場合は即刻受講資格を剥奪します。 Aレジュメ (A4版) を使って講義を進めます。 保管するためにファイル等を用意してください。 レジュメはテキスト形式になっていますが、 聴講中に適宜メモを取り、 自分用のノートを作り上げてください。 B経済学は現実社会の動きを読み解くための学問です。 経済学への興味を深めるためには社会の動きに関心を持つことが一番の早道です。 現実社会のなかで自分の得意分野を、 まず見つけましょう。 |
成績評価の方法 |
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小テスト 10 点× 3 +期末試験 70 点 |
テキスト |
《テキスト》適宜レジュメを使用する 《参考文献》講義の中で適宜紹介します。 講義の内容をさらに勉強するために役立つ文献として、 とりあえず、 次の文献を紹介します。 岩本武和ほか編 『グローバル・エコノミー』 有斐閣、 2001 年 松村文武ほか編 『現代世界経済をとらえる Ver.3』 東洋経済新報社、 2002 年 岩田勝雄ほか編 『グローバル時代の貿易と投資』 桜井書店、 2003 年 いずれか1冊を手に取り、 目を通すことを希望します。 |
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