法 律 学 |
単位数 | 学年配当 | 開講形態 | 教員名 |
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テ | マ | 法的に考えることを学ぶ −民事責任と刑事責任− |
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講義のねらい |
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「法律?」 と尋ねると、 「難しい」 「知っていると損をしない」 という答えが、 よく返ってきます。 なるほど、 ちょっとした法律の知識がないために、 窮地に陥ってしまうこともあるでしょう。 そこで、 特に、 違法な行為によって他人に与えた損害を賠償する責任 (損害賠償責任) としての民事責任と、 違法な行為によって社会の秩序を乱したことへの制裁 (刑罰) としての刑事責任とを取り上げ、 所有権、 契約、 不法行為、 犯罪 (例えば、 殺人、 窃盗、 放火、 公務執行妨害) および刑罰 (例えば、 死刑、 懲役、 罰金) などの重要な法的概念について、 講義します。 この中で、 法的責任の有無について自ら判断し得ることを知り、 もって、 法的に考えることを学んで下さい。 |
講義のながれ |
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1 (概説@) 講義案内 (概説と受講ルール) 2 (概説A) 市民革命と法 3 (民法@) 民法における 「人」 (自然人と法人) 4 (刑法@) 刑法における人間像 (刑法理論) 5 (民法A) 民法における 「物」 6 (刑法A) 罪刑法定主義 (法律なければ犯罪なし、 法律なければ刑罰なし) 7 (民法B) 民法における 「人」 と 「物」 の関係 (「所有権」) 8 (刑法B) 犯罪@ (構成要件該当性) 9 (民法C) 民法における 「人」 と 「人」 の関係@ (売買型 「契約」) 10 (刑法C) 犯罪A (違法性) 11 (民法D) 民法における 「人」 と 「人」 の関係A (貸借型 「契約」) 12 (刑法D) 犯罪B (有責性) |
13 (民法E) 民法における 「人」 と 「人」 の関係B (労務供給型 「契約」) 14 (刑法E) 犯罪C (未遂と共犯、 罪数) 15 (民法F) 民法における 「人」 と 「人」 の関係C (一般の 「不法行為」) 16 (刑法F) 刑罰と保安処分 17 (民法G) 民法における 「人」 と 「人」 の関係D (特殊の 「不法行為」) 18 (刑法G) 個人的法益に対する罪 19 (民法H) 民事責任@ (契約違反としての損害賠償責任) 20 (刑法H) 社会的法益に対する罪 21 (民法I) 民事責任A (不法行為責任としての損害賠償責任) 22 (刑法I) 国家的法益に対する罪 23 (民法J) 民事裁判手続 24 (刑法J) 刑事裁判手続 |
学ぶ上での注意・担当教員からの希望 |
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@ 何故そうなるのかを、 記憶するのではなく、 その根拠から論理的に考えること (これが 「法的に考えること」 を会得する秘訣です)。 A 考えるときには、 必ず六法を読むこと。 B 分からなければ、 何でも質問すること。 |
成績評価の方法 |
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中間試験 (20 点) 期末試験 (80 点) |
テキスト |
青山善充・菅野和夫 (編) 「ポケット六法 平成 16 年版」 (有斐閣) 【備考】:テキストについて補足 毎回 「法律学講義案」 をプリントして配付する。 |
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