日本福祉大学 福祉経営学部

国 際 経 営

単位数 学年配当 開講形態 教員名
4
2
後期 (週 2 回)
伊 藤 賢 次

テーマ グローバル化している日本企業とその経営のあり方を習得する。

講義のねらい
 現代の日本企業にとって、 「国際化」 「グローバル化」 は業種を問わず必須課題である。 しかもその傾向はますます強まっている。 経営学の基本知識の上に立ち、 経営の国際化の基本的なことがらを体系的に修得する。 国際経営を中心として、 企業活動の面白さとともに、 その運営メカニズムと成功法則を明らかにする。
 講師の企業体験 (海外事業) や海外駐在体験 (東アジア) を踏まえ、 具体的事例を交えながら、 講義を進めたい。 講義の狙いとしては、 できるだけ“分かりやすく面白く、 ためになる”ものとしたい。

講義のながれ
1 はじめに (国際経営とは、 講義の進め方など)
2 経営活動の国際化とその発展段階 (第 1章)
3 同上−その 2−
4 経営活動の国際化の理論 (第 2章)
5 同上−その 2―
6 日本企業の国際化 (第 3章)
7 国際購買 (第 4章)
8 海外生産 (第 5章)
9 グローバル経営 (第 6章)
10 プラザ合意と東アジアの雁行的経済発展 (第 7章)11 日本企業の東アジアへの進出と経済発展 (第 8章) 12 海外生産における QCDと海外生産の分類 (第 9章)
13 国内外の生産体制の編成 (第 10章)
14 海外生産した場合のコスト試算 (第 11章)
15 逆輸入に適した製品と本国生産に適した製品 (第 12章)
16 東アジアにおける品質管理 (第 13章)
17 東アジアにおける利益管理と財務管理 (第 14章)
18 東アジアにおける工程管理と駐在員管理 (第 15章) 19 東アジアの経済発展と経営環境の変化 (第 16章)
20 東アジアにおける日本的経営の成立と展開 (第 17章) 21 進出日系企業の市場と日本企業の優位性 (第 18章) 22 東アジアにおける日系企業の経営戦略 (第 19章)
23 東アジアにおける現地企業の経営戦略 (第 20章)
24 東アジアの通貨・金融危機と中国の急成長  (第 21章)

学ぶ上での注意・担当教員からの希望
 出席することが最も大切である。 そして講義中はできるだけ集中する (現実の企業の具体例を多く紹介し、 身近で興味深い内容として、 受講生の関心に応えて行きたい)。

成績評価の方法
 受講態度と出席 (約 4割) 及び論述試験 (約 5割) を基本評価点とする。 さらに講義時に配るアンケートへの感想など (約 1割) を加え、 総合的に評価する。

テキスト (必ず使用する:ノート代わりでもある)
伊藤賢次著 『増補版:国際経営―日本企業の国際化と東アジアへの進出−』 創成社。



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