科目名 情報科学基礎 (生活環境情報学科) 時 限
水−3

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2
1
前 期
杉 江 日出澄

テ | マ コンピュータ概説と基本的なアルゴリズム

講義の概要・ねらい
 まず、 情報科学の最初の講義として、 情報科学全般に対する指針を与え、 今後の情報系科目履修の基礎とする。 次いで、 コンピュータの概説を主テーマとする講義を行う。
 コンピュータの種類・基本構成、 情報のコンピュータ内部表現、 ハードウェア、 ソフトウェア、 ネットワークと通信など、 必要最少限の内容を平易に解説し、 基本的なアルゴリズムによる論理的な思考法の習得をめざすことにする。

講義のながれ
@ ガイダンス:この講義のねらい、 受講上の注意・成績評価法、 情報基礎科目や基幹科目の概要と履修の指針など。
A コンピュータの種類:大規模の物から、 手の平サイズの物まで、 実際にどの様な分野で活用されているか、 制御用マシンの実演も含めて示す。
B コンピュータ内部の情報の表現 :整数の表現、 小数の表現、 数値データの内部表現、 文字データの内部表現など。
C ハードウエアの概説:コンピュータのしくみ、 主記憶装置、 制御装置、 演算装置、 CPU の性能評価、 補助記憶装置、 入出力装置など。
D ソフトウエアの概説:OS とは、 プログラムの翻訳と実行、 多重プログラミング処理、 主記憶管理、 プログラム言語、 OS の全体像など。
E ネットワークと通信の概説:ネットワークの方式、 データ通信システムとは、 データ伝送、 ネットワークアーキテクチャなど。
F アルゴリズムとフローチャート:フロチャートについて、 プログラムの作成から処理完了まで、 フローチャートの記号、 フローチャートの基本型、 一般的なフローチャートなど。

学習上の留意点
・情報科学の基礎知識は、 個人差が著しいので、 毎週の学習目標を与えて、 まず読書形式で学習させる。 その上で、 理解できなかった点を中心に、 質疑応答形式で講義を行う。 ただし、 重要事項や追補すべき事項については適宜解説を加える。
・毎週の学習目標を確実に守ること。 知識の積み上げ型の講義である。 欠席すると以降の講義が理解できなくなるので注意すること。

成績評価の方法
 毎回の出席管理を兼ねて、 その日の講義の重要事項について、 小レポートを書いて貰う。 小レポートと期末試験の成績を合算して評価する。

使用テキスト
 杉江日出澄著 『コンピュータの基礎』 培風館 



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