| 老人心理学 |
| 単位数 | 学年配当 | 開講形態 | 教員名 |
|---|---|---|---|
| 2 | 3 | 集中 | 中 里 克 治 |
| テ|マ |
| 講義のねらい |
| 本講義のねらいは老年期の心理を理解することにある。
心理学は自分の体験から出発することが大切なので、
単に客観的に事実を学ぶという態度ではなく、
まずは自分の祖父母あるいは親の問題であり、
やがては自分の問題となることであること、
したがって、
気づいたその日から老年期への備えを始める必要があることを前提として、
学んで欲しい。 これまで、 老年期は衰退の時期としか考えられてこなかったが、 老年期は成長の時期でもある。 また、 正常な加齢 (老化) と病的な加齢を区別して理解することも大切である。 生涯発達の完成期である老年期の発達を、 出生から老年期まで、 つまり、 人生のすべての時期をカバーする生涯発達の枠組みの中で学んで行く。 |
| 講義のながれ |
| 1 . 老年心理学とは 老年心理学の歴史とその研究法 高齢化社会の到来 2 . 老年期の疾患と身体・生理機能 3 . 高齢者の記憶と注意 4 . 知能と加齢 5 . パーソナリティと加齢 6 . 老年期の適応(1) 7 . 老年期の適応(2) 8 . 老年期の精神的老化と精神障害(1) 9 . 老年期の精神的老化と精神障害(2) 10. 死と死に行く過程 11. 高齢者の心理測定 |
| 学ぶ上での注意・担当教員からの希望 |
| 成績評価の方法 |
| 筆記試験を行う。 |
| テキスト | 下仲順子編 『老年心理学』 培風館 |
| (C) Copyright 2003 Nihon Fukushi University. all rights reserved. |
| 本ホームページからの転載を禁じます。 |