施設福祉論 |
単位数 | 学年配当 | 開講形態 | 教員名 |
---|---|---|---|
2 | 3 | 前期 | 斎 藤 文 夫 |
テ|マ | 転換期の福祉施設の課題と実践を学ぶ |
講義のねらい |
高齢者介護が措置制度から介護保険制度に変わり、
本年4月から障害者施設が支援費制度に変わる。 施設整備が遅れた我が国は障害者・高齢者の多数が家族と同居している。 介護保険制度の経験は、 多数の待機者の差し迫った入所ニーズによる特養、 老健、 グループホームの急増であった。 入所施設を諸悪の根源とみなし、 入所施設から出て 『住み慣れた地域に暮らす』 『施設から地域生活への移行』 が主張される。 しかし、 その実 「地域生活」 ならぬ 「居宅生活=家族との生活」 に戻るのならば悲劇である。 いま 「施設から地域へ」 の前に 「居宅生活から地域生活へ」 こそ急ぐべきである。 貧困な最低基準の下、 入所施設には様々な問題状況が山積している。 ユニット化、 個室化、 地域に開かれた生活、 個別要求の尊重など施設生活を改善する課題に取り組む実践から学ぶ。 |
講義のながれ |
1. 「地域支援」
「介護保険」 時代の施設改革=なぜ今こそ
「生活施設」 か 2. 知的障害者施設の経過と改革課題 3. 4. 5. 高齢者施設 「介護保険」 時代の高齢者施設 6. 7. 身障療護施設の改革課題 療護施設は生活施設となったか 8. 精神障害者社会復帰施設の経過と現状 長期入院生活から社会生活へ 9. 救護施設の歴史と今後 「はきだめ施設」 論を超えて障害者の砦に 10. 児童福祉施設の改革課題 11. 12. 13. 施設職員の労働の特質、 専門性とは何か/実践を科学する |
学ぶ上での注意・担当教員からの希望 |
社会福祉施設の全般にふれる。 新たに支援費制度となった障害者施設にも留意する。 |
成績評価の方法 |
随時、
ミニレポートで施設と実践について意見を求めます。 ミニレポートも評価に加味しますが、 主に期末試験で評価します。 |
テキスト | 適宜レジュメを使用する。 |
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