国際福祉論 |
単位数 | 学年配当 | 開講形態 | 教員名 |
---|---|---|---|
2 | 3 | 前期 | 大 濱 裕 |
テ|マ | 自立支援への国際福祉 |
講義のねらい |
21 世紀の今日でもアジア・アフリカ・中南米諸国の貧困や環境問題は拡大し、 多くの人々がその生活基盤を喪失する状況にある。 市民団体・NGO 並びに政府開発援助による莫大な支援協力がなされつつも、 一向にその解決の兆しが見えないのは何処に原因があるのだろうか。 この講義では、 巷でなされている様な情緒的・一過性の援助を越えて、 その現象と原因を国際的な視点から包括的に分析・理解し、 貧困に苦しむ人々が自らの力で問題を解決し、 生活福祉の向上を図ってゆく自立促進への支援に必要な要件を検討してゆく。 それは、 開発途上国の貧困層の人々のみならず、 実は我々自身の生活を見直し本来の 「共に生きる」 社会を創造してゆく試みの一つでもある。 |
講義のながれ |
1 .
オリエンテーション/国際福祉を観る基本的視点 2 . 「渇く大地」 犬養道子のアフリカ・レポート 3 . 貧困と生活福祉 4 . 経済開発と環境破壊 5 . 経済開発と貧困問題 6 . 紛争と難民問題 7 . 第三世界における児童福祉の現状 8 . 生活福祉を破壊する国際システム(1) 9 . 生活福祉を破壊する国際システム(2) 10. 生活福祉を破壊する国際システム(3) 11. 世界システム論・構造暴力論と国際福祉 12. 今日の国際福祉支援の現状と問題点 13. 自立支援への国際福祉の諸要件 |
学ぶ上での注意・担当教員からの希望 |
講義テーマに関連した文献資料・映像資料等に幅広く目を通し、
現場への視点構築に心がけることが望ましい。
また、 後期開講の 「地域開発論」
とセットで履修する事が不可欠の前提である。 尚、 正当な理由・手続きのない 「もぐり聴講」 は認められない。 |
成績評価の方法 |
毎回の講義終了後にミニ・レポートを作成・提出してもらい、
前期末提出の課題レポートと併せて最終評価を行う。 ミニ・レポート (40%)+課題レポート (60%) |
テキスト | 特に指定しない。 |
(C) Copyright 2003 Nihon Fukushi University. all rights reserved. |
本ホームページからの転載を禁じます。 |
![]() |