日本の歴史と文化 |
単位数 | 学年配当 | 開講形態 | 教員名 |
---|---|---|---|
2 | 2 | 集中 | 福 岡 猛 志 |
テ|マ | 日本の歴史と文化 −どういう見方が必要なのか− |
講義のねらい |
いま、 日本の歴史をどのように理解するのかについて、 研究の世界では大きな転換期が訪れています。 それはなぜなのか、 どういう方向で考えて行けばいいのか、 とくに、 文化の問題をどのようにとらえればいいのか、 私なりの問題提起を含めて、 お話してみたいと思います。 それは、 高等学校の日本史の教科書、 とりわけ政治・経済と並べて叙述されている 「文化」 の内容とは、 かなり異なるものになるはずです。 また、 全時代の 「通史」 はやりません。 日本の歴史と文化を考える上で、 どうしても、 目を配っておかなければならないことを、 とりあげます。 もっとも、 大切にしたいのは、 単一民族・単一文化論の批判です。 |
講義のながれ |
(前半) 1 . 明治新政権が成立したとき、 沖縄・北海道はどのように扱われたかを確かめる @ A 2 . 琉球王国における大航海時代を中心に、 沖縄の歴史と文化を概観する B C 3 . アイヌ文化とは何か、 その成立と特徴を概観する D 4 . コシャマイン・シャクシャインの蜂起を中心に、 「和人」 世界とアイヌ社会の相克を概観する E (後半) 5 . 歴史的に見れば日本列島の東と西では社会の仕組みと文化が違うことについて、 具体的に考える F G 6 . 文字と文学に例を採って、 異文化の需要・消化・不採用などの諸相をたしかめ、 その意味を考える H I J Kは講義の進行上の予備としておくが、 学生諸君とのやり取りを含めて、 もし予定通りに進行すれば、 音楽の問題や、 彫刻の問題について、 検討してみたい。 |
学ぶ上での注意・担当教員からの希望 |
日本史・文化史についての先入観を前提して、 考えないでください。 昨年度も、 どうしても私の意図を受け止めてくれない学生が、 少数ながらありました。 私の力不足も感じますが、 少なくとも、 この講義概要をしっかり読んでから、 受講の可否を決めてください。 |
成績評価の方法 |
「筆記テスト」 にするつもりですが、 講義の状況を踏まえて考えます。 |
テキスト | なし。 資料やレジュメを用意します。 |
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