認識と論理 |
単位数 | 学年配当 | 開講形態 | 教員名 |
---|---|---|---|
2 | 2 | 前期 | 池 谷 壽 夫 |
テ|マ | 認識と身体、 ジェンダー、 物語 (歴史) |
講義のねらい |
私たちが社会や世界を認識する際に、
どのようなことが大切になるのかを考えていく。
その際、
大きくは次の5つの視点で考えていきたい。 第 1 は、 認識する主体と身体との関係である。 身体が認識においてどのような役割を果たしているのか、 あるいはまたどのような制約や条件をもたらすのか、 という問題である。 第2に、 生活的認識や科学的認識、 宗教的認識の違いを見ていく。 3つ目は、 認識過程を発達の相のもとに見ていく。 子どもの認識構造と大人のそれとの違いを見ることでもある。 最後に、 認識や論理にジェンダーがどのように入り込んでいるかを検討する。 今日のジェンダーのもとで男性的認識と女性的認識とがどうずれているのかを検討することである。 最後に、 認識を歴史や物語との関係で捉えてみたい。 過去の出来事 (歴史) やトラウマと認識する主体との関係を問題にするのである。 |
講義のながれ |
1.
序 章 本講義の目的と意義、
認識するとはどういうことか、
論理的に思考するとはどういうことか 2. 第 1 章 感性的認識と科学的認識 3. 第 2 章 科学的認識と宗教的認識 4. 第 3 章 認識と行為、 実践、 あるいは生活的認識と科学的認識 5. 第 4 章 認識と自我・身体 6. 7. 第 5 章 認識と思考の発達過程 8. 9. 第 6 章 認識におけるジェンダー 10. 11. 第 7 章 物語、 記憶と認識あるいは歴史と認識 12. 13. 終 章 まとめ |
学ぶ上での注意・担当教員からの希望 |
私たちが何気なく世界を認識しているときに抱えているバイアス (偏り) を問題化することになります。 さまざまな文献、 資料を提示しますので、 それを事前事後に読んでおいて下さい。 |
成績評価の方法 |
授業の際の小レポートと試験の両方を総合して評価します。 |
テキスト | 適宜レジュメを使用する。 |
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