日本福祉大学 社会福祉学部

日本現代史

単位数 学年配当 開講形態 教員名
2 1 後期 貫 井 正 之

テ|マ アジア・太平洋戦争から戦後の民主改革

講義のねらい
 日本の歴史教育では現代史学習が希薄である。 これは諸外国の現代史重視の観点と大きく隔たっている。 日本は 1941 年、 アジア・太平洋地域への侵略戦争を開始し、 多くの人々や国々に甚大な被害と痛苦を与えた。 同時に日本自身も大きな痛手をこおむった。 同時期、 ヨーロッパでも戦争が勃発し、 アジアの戦争とリンクして第 2 次世界大戦に発展した。 1945 年、 人類史上例のない惨禍をもたらした大戦は枢軸国が連合国に降伏して終結した。 戦後、 連合国の占領を受けた日本は非軍事化・民主化のために努力して復興を成し遂げた。 しかし、 半世紀以上をへた現在も戦後処理は終わっていない。 本講では今戦争の経過から戦後改革に焦点を当て学習する。

講義のながれ
1 . アジア・太平洋戦争の開始と推移
2 . ヨーロッパ戦線−−−第 2 次世界大戦
3 . 「大東亜共栄圏」 の実態
4 . 国内の支配体制と国民生活
5 . 朝鮮人・中国人強制連行
6 . 日本軍従軍慰安婦
7 . スターリングラード攻防戦とドイツの敗北
8 . 敗戦への道
9 . ポツダム宣言受諾
10. 敗戦時の状況
11. 連合軍の日本占領
12. 民主化の開始と諸改革
13. 日本国憲法の制定
14. まとめ

学ぶ上での注意・担当教員からの希望
 講義を中心にして、 随時ビデオの上映、 関係資料を配布する。 授業では自筆ノートを必ず作成し、 問題意識を持って積極的に参加して欲しい。 授業内で 2 回ほどレポートの作成を求める。 また、 現代史は現在の内外情勢とも緊密に関連しているから日々の出来事を注意深く注視して欲しい。

成績評価の方法
 成績評価は期末試験 (90 点)・レポート (10 点) などの総合評価で決める。

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