日本福祉大学 経済学部

社会科教育法V(公民)

単位数 学年配当 開講形態 教員名
2 3 後期 松 谷   務

テ|マ 「公民科」 教育の歩み・あり方と、 その実践を学ぶ

講義のねらい
 高校の 「公民科」 は、 旧学習指導要領 (約 10 年前) によって誕生した教科である。
 その・成立の経緯、・目標、・分野・内容、・教材・扱い方、・具体的展開法などを扱う。 その際、 旧 「社会科」 とその 「公民」 分野の歩みから継承すべき点も学び、 また、 「地理歴史科」 との関連も紹介したい。
 現代の諸問題に関わる学習を重視して、 その内容・方法について考察したい。 また、 主体的な学習法の一端を紹介し、 その実践を求めたい。 「公民科」 を中心に、 教育全般の実践と研究を発展させる、 そのあり方についても紹介したい。

講義のながれ
1. 敗戦までの 「公民」 と、 社会科の誕生
2. 高校 「社会科」 の歩みと、 高校 「公民科」 の誕生
3. 新学力観と、 学習指導要領 「公民科」 目標
4. 公民科と総合学習
5. 公民科と、 主体的学習・共同学習の方法
6. 現代社会の特徴と、 科学・技術
7. 国民主権と民主政治
8. 人権と国民生活
9. 「9.11.」 後のテロ撲滅と、 専守防衛
10. 規制緩和、 開発抑制と、 地方自治
11. 国際化、 特に内なる国際化と、 我々の対応
12. 不安な社会と、 宗教のカルト化
13. 「公民科」 の授業計画と、 授業・学習の評価

学ぶ上での注意・担当教員からの希望
自ら学習するよう求めます。
・ 皆さんの積極的参加、 特に発言を求める。 また、 スピーチ・討論を行ないたい。
・ 講義の準備として、 適宜、 小レポートを宿題として課す。
・ 欠席・遅刻・早退への節度を求める。
※ 初回は、 万障繰り合せて出席すること。

成績評価の方法
レポート試験 (約 1/2)、 小レポート・スピーチ・討論など (約 1/2) による。

テキスト 文部省 『高等学校学習指導要領解説・公民編』 実教出版



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