| 開発行政 |
| 単位数 | 学年配当 | 開講形態 | 教員名 |
|---|---|---|---|
| 2 | 3 | 集中 | 吉 村 輝 彦 |
| テ｜マ | 制度の面からアジア諸国の開発行政・開発運営を考える |
| 講義のねらい |
| 国際開発の基礎的な学習を終了した学生諸君を対象に、
アジアを中心とする 「南」 社会の開発の諸課題を、
日本を中心とした 「北」 の開発の実情を踏まえつつ、
住民と行政の関係や制度的変化との関連で考察する。
履修生の数にもよるが、
諸君の積極的な参加をもとにする演習的な講義としたい。 かつて 「開発行政」 とは、 地域の開発を推進するための行政機構や手続きを意味していた。 しかしここでは、 都市・農村問題の解決に制度的側面からアプローチする 「開発運営」 のプロセスを意味するものとする。 課題導入のための講義は行うが、 適宜配布する資料や文献 （英文のものを含む）、 また、 開発現場のビデオをもとに、 学生諸君の討論を主体にする。 |
| 講義のながれ |
| 「講義のねらい」
にあるとおり演習主体なので、 以下の各項目は、
講義内容というよりは、
さまざまな開発事例についてみなさんが議論する際の言及ポイントのようなものと考えてほしい。
おおまかな解説は、 ほぼこの順に沿って行う。 1． 開発行政・開発運営の概念 2． 持続可能な開発と人間の安全保障の概念 3． アジアの地域開発の主体とその変遷 3． 開発における政府・市場・地域の役割と関係、 ガバナンスの概念 5． 分権化と民営化の概念 6． NGO と行政 7． 支援的政策環境の形成 8． 住民参加の制度と方法 9． エンパワーメントの概念 10． ソーシャルキャピタルの概念 11． キャパシティ形成の概念 12． 情報通信技術と開発行政 |
| 学ぶ上での注意・担当教員からの希望 |
| 「開発学概論」 「開発社会論」 等の基礎的科目や 「海外フィールドワーク」 等の実習科目の既修者、 あるいは同等の基礎知識・経験を持つ学生を想定します。 不安な諸君は履修登録前に相談に来て下さい。 上に述べたように、 可能な範囲で演習形式となります。 つまり必ずアタります。 毎週指示する準備をして出席して下さい。 |
| 成績評価の方法 |
| 日常の学習の積極性 （課題についての発表と、 討論への参加） と最終レポートの内容とを合わせ評価する。 （出席店 30 点、 学習の積極性 30 点、 レポート 40 点） |
| テキスト | 適宜レジュメを使用する （参考文献は別途参照のこと） |
| (C) Copyright 2003 Nihon Fukushi University. all rights reserved. |
| 本ホームページからの転載を禁じます。 |
|
|