日本福祉大学 経済学部

産業心理学

単位数 学年配当 開講形態 教員名
4 3 通年 竹 下   隆

テ|マ 人間と現代企業社会

講義のねらい
 激変する現代産業社会の理解、 又その変化から生ずる矛盾を受けて生きる 「働く人間のこころ」 の理解を目指すのが産業心理学。 それは産業の為の心理学であると同時に、 人間の為の産業心理学である。 産業構造の変化、 急速な技術進歩と管理技術のギャップ、 拡大する世代間格差、 高齢化社会や情報化社会の到来、 地球規模の環境意識時代と企業拡大志向の矛盾など、 現代産業社会に内在する諸問題の中での心理学的テーマをトピカルに示し、 21 世紀に展開する産業意識構造とライフスタイルの展望を論じる。

講義のながれ
<単元T:企業社会の産業心理>
第 1 講:産業心理学と企業社会
第 2 講:情報化社会の企業意識構造
第 3 講:企業社会の国際環境意識
第 4 講:高齢福祉社会の産業心理
第 5 講:企業ストレスと安全社会
<単元U:企業経営の産業心理>
第 6 講:経営意識の構造 (経営環境変化と意志決定 )
第 7 講:技術開発の深層心理
第 8 講:国際経営の社会心理
第 9 講:マーケティングの社会心理
第 10 講:労働組合意識の構造
<単元V:働く人々の産業心理>
第 11 講:転職の意識構造
第 12 講:労働の心理構造
第 13 講:余暇行動の意識構造
<単元W:企業の中の産業心理>
第 14 講:ヒューマンエラーと企業風土
第 15 講:職場環境の臨床心理
第 16 講:企業福祉の意識構造
第 17 講:企業の組織心理学
第 18 講:世代論と企業組織
第 19 講:働く女性の社会心理
第 20 講:能力開発とモチベーション
第 21 講:コンピュータ化と労働意識
<単元X:地球時代の産業心理>
第 22 講:地球環境問題の社会心理
第 23 講:エネルギー利用意識の構造
第 24 講:援助行動と文化情報心理学
第 25 講:日本人の意識構造
第 26 講:楽老社会の成立と社会心理

学ぶ上での注意・担当教員からの希望
 まもなく学生諸君の誰もが出て行く実社会の実態とその構造、 を知ると言う姿勢で講義に臨んでもらえるのが良い。 よそ事ではなく、 自分の住む村は、 なぜそのような状態にあるのか、 世界を地球村として理解するぐらいのつもりで聞いてもらいたい。

成績評価の方法
 知っているようで気がつかない企業社会の実態も、 自分の耳で聞かなければわかるはずがない。 出席して静かに聞いた事が評価に繋がるのは当たり前である。 期末、 中間の試験結果と出席率を同等に成績評価とする。

テキスト 最初の授業で指示をする。 更にその都度資料を配付する。



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