アジア経済論 |
単位数 | 学年配当 | 開講形態 | 教員名 |
---|---|---|---|
4 | 3 | 前期 | 三 平 則 夫 |
テ|マ | アジア諸国の経済発展−発展の軌跡と現状− |
講義のねらい |
アフリカ、 中東、
ラテンアメリカ、
南アジアなど多くの発展途上地域がある中で、
東アジアは、 1960 年代半ば以降、
独特かつ最も優れた経済発展を実現してきた、
と評価されてきました。 それには、
この地域に固有の経済発展のための環境があり、
また、
それぞれの国自身も発展を促進する上での政策措置を展開してきました。 しかし、 1997 年に起こったアジア通貨・経済危機によっていくつかの国は自国通貨の暴落と対外債務の返済不能で厳しい打撃を受けました。 この時期にさしたる悪影響を受けずに済ませた国もありました。 さらに、 厳しい打撃を受けた国の中でも、 その打撃からの回復過程は一様ではなく、 短期間で克服した国もあれば、 いまだに低迷から抜け出せないでいる国もあります。 そして、 アジア通貨・経済危機後は、 中国経済が圧倒的な勢いで成長を続けて、 東アジアのみならず世界経済においての存在感を急速に増しつつあります。 こういった事柄の背景・仕組み・政策措置・社会の条件などについて本講では学んでゆきます。 |
講義のながれ |
授業は毎週火曜日の 4 限と 5
限に行います。 毎時限、
出席と質問を記述してもらい、
翌週の冒頭に質問に答えてからその週の授業に入ります。
以下、 毎週のテーマを記します。 1. 東アジア諸国概論 2. 東アジア諸国の経済発展メカニズム 3. マクロ経済統計で見る東アジア諸国の経済発展実績 4. 東アジア諸国経済開発に用いられた開発諸政策@ 5. 東アジア諸国経済開発に用いられた開発諸政策A 6. 韓国の経済発展 7. 台湾の経済発展 8. タイの経済発展 9. シンガポールの経済発展 10. マレーシアの経済発展 11. インドネシアの経済発展 12. 中国の経済発展 13. まとめ |
学ぶ上での注意・担当教員からの希望
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成績評価には出席を重視します。 毎週、 判らないことについて質問を受け付けて、 翌週にまとめて回答するため、 遅刻・欠席するとその意味が無くなるからです。 また、 随時、 小試験を行います。 |
成績評価の方法 |
@出席点 20 点、 A質問・小試験点 30 点、 B期末試験 50 点 |
テキスト | 適宜レジュメを使用する |
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