開発社会論 |
単位数 | 学年配当 | 開講形態 | 教員名 |
---|---|---|---|
2 | 2 |
後期 | 穂 坂 光 彦 |
テ|マ | アジアの開発と社会変化の諸問題 |
講義のねらい |
国際開発を学ぼうとする学生諸君への入門として、 アジアを中心とする 「南」 社会の 「開発」 に伴う社会変化について、 基礎的な知識と考え方を身につけることを目的とする。 「南」 世界に対するステレオタイプを取り除き、 「地球市民教育・開発教育」 の視点から重要と思われる現代的問題を中心に取り上げながら、 ビデオやスライドを多用して実態についての視聴覚的理解を深める。 あるいはゲスト講師を招いて、 現場の雰囲気を共有する。 「開発を見る眼」 を養うため、 「社会開発」 の主要な側面と課題についても触れる。 |
講義のながれ |
1. 「南」 から見た世界、
「南」 の国の豊かさ 2. ガンディーの糸車−植民地経済とアジアの政治的独立 3. 「貧困」 とはなにか− 「発展」 の指標 4. グローバリゼーションと構造調整型援助 5. ジェンダー分析が明らかにする 「貧困の女性化」 6. 女性のエンパワメントと草の根融資の意義 7. 「緑の革命」 がもたらしたもの−世界の食糧問題の構造 8. 日本の生活とアジアの環境・資源 9. 都市化とスラムの社会運動 10. 地域が支える保健−PHC と CBR の概念 11. 国際人権における開発−先住民族の生活と文化 12. 住民主導の開発と支援的政策− 「参加型開発」 の課題 13. 市場化するアジアと 「地域の自立」 14. 市民による海外協力− 「援助」 に代わる経験交流の可能性 |
学ぶ上での注意・担当教員からの希望 |
毎回、 感想文や質問票を受けつける。 諸君からのコメントや質問に対しては、 選択の上、 適宜私の見解を回答し議論する。 また授業の中で、 参考文献を指示したり、 学外の関連セミナーやスタディツアー等を紹介するので、 各自で積極的に利用してほしい。 |
成績評価の方法 |
期末試験による。 毎回の感想文は提出自由だが、 きわめて鋭いコメントが提出された場合は、 成績評価の上で勘案することがありうる。 |
テキスト | 毎回レジュメを配布する。 教科書は使用しない。 ただし齋籐・穂坂編 『開発学概論』 (日本福祉大学通信教育部テキスト 美浜図書館で閲覧可能、 また生協書籍部で入手可能) は参考になる部分があるだろう。 |
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