社会保障論 |
単位数 | 学年配当 | 開講形態 | 教員名 |
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4 | 2 | 土曜集中 | 大 内 講 一 |
テ|マ | 社会保障制度発展の経緯と 21 世紀の課題 |
講義のねらい |
わが国の社会保障は少子高齢化と経済の低迷により改革が不可避となっている。
しかし、
改革諸案はいずれも公費支出抑制に偏しており、
再考が必要である。 社会保障については国際労働機関 (ILO) が一般的な定義を与えているが、 各国の制度は固有の歴史的・文化的背景があり ILO 定義と同一ではない。 最初に主要国の社会保障の歴史と現在の制度体系、 運営機構及び財源構成を概観して社会保障とは何かを考察する。 国際比較の中からわが国社会保障の普遍性と特異性を指摘し、 社会保障改革をともに考える。 |
講義のながれ |
前 期 (総論) 1 貧困への取組みの歴史 2 ベバリッジの五大巨人 (国際比較) 3 国際機関の社会保障政策 4 イギリスの社会保障 5 イギリスの社会サービス 6 フランスの一般制度 7 フランスのその他の制度 8 ドイツの社会保障 9 ドイツ疾病保険のリスク調整 10 アメリカの社会保障 11 アメリカの民間医療保険 12 スウェーデンの行政機構 後 期 1 スウェーデンの社会保障 2 韓国医療保険の一本化 (日本の社会保障) 3 医療保険 4 高齢者医療と介護保険 5 年金保険 6 労働者災害補償保険と雇用保険 7 児童手当、 社会福祉 8 社会福祉、 その他関連制度 9 民間保険等の機能 (政策課題の検討) 10 高齢者医療と医療保険のリスク調整 11 介護保険の低利用率対策 12 国民健康保険・国民年金の空洞化対策 |
学ぶ上での注意・担当教員からの希望
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社会保障の基礎知識の習得と併せて政策課題についての検討も行うので、
関連記事を注意深く読むなど直近に動向に感心を払われたい。 |
成績評価の方法 |
後期試験またはレポートによる。 出席状況と中間レポート (提出自由。 テーマ自由) を加算する。 |
テキスト | とくに指定しないが、 一圓光彌 『社会保障論』 (誠信書房) をベースとする。 『社会保障年鑑』 (東洋経済新報社)、 『保険と年金の動向』 (厚生統計協会) などで直近の動向をフォローする。 |
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