国際経済 |
単位数 | 学年配当 | 開講形態 | 教員名 |
---|---|---|---|
4 | 2 | 通年 | 康 賢 淑 |
テ|マ | アジア主導の世界経済を考える |
講義のねらい |
20 世紀後半の世界経済は、 アメリカ主導のグローバリゼーションであった。 しかし、 それは世界を平和に導いたとは言い難い。 貧困問題、 文化・宗教による摩擦、 世界資源の配分紛争による不安定要素は 21 世紀に 「遺産」 として残されている。 そのなかに生きるアジアは、 いかにしてアメリカ的主導を超え、 新たな世界経済の秩序をつくるかは、 今後の最大の課題である。 ハイテク・情報産業の発展は、 アジア諸国 (世界 7 割人口) の企業活動の国際化に最も良い環境を与えている。 それと同時に、 アジアの企業、 人材、 商品は世界のどこでも認められる時期がすでに来ている。 本講義では、 国際経済の基礎理論をアジア経済に関連して検討し、 「世界を見る眼」、 「地球人」 の思考力の養成に焦点をおきたい。 |
講義のながれ |
前 期 4/10 第 1 章 アメリカ経済 (pp.1-20) 4/17 第 2 章 中国経済 (pp.21-38) 4/24 討論 (関連資料) 5/8 第 3 章 EU 経済 (pp.39-58) 5/15 第 4 章 IT 革命と現代世界経済 (pp.59-78) 5/22 中間テスト (A4、 横書き、 2000 字程度) 持ち込み自由 5/29 第 5 章 国際貿易の構造と理論 (pp.79-100) 6/5 第 6 章 多国籍企業と M&A・国際提携 (pp.101-120) 6/12 討論 (関連資料) 6/19 中間テスト (A4、 横書き、 2000 字程度) 持ち込み自由 6/26 第 7 章 WTO と世界通商システム (pp.121-142) 7/3 21 世紀のアジア主導の世界経済は可能か (その他の資料) 7/10 期末テスト (A4、 横書き、 2000 字程度) 持ち込み自由 後 期 9/4 第 8 章 国際貿易の構造と理論 (pp.143-160) 9/11 第 9 章 金融グローバリゼーション (pp.161-182) 9/18 討論 (関連資料) 9/25 第 10 章 現代の国際通貨体制 (pp.183-202) 10/2 第 11 章 開発と援助 (pp.203-222) 10/9 中間テスト (A4、 横書き、 2000 字程度) 持ち込み自由 10/16 第 12 章 貧困・飢餓・ジェンダー (pp.223-242) 10/23 第 13 章 地球環境と資源問題 (pp.243-262) 10/30 第 14 章 国際政治学で解く現代世界経済 (pp.263-279) 11/6 討論 (関連資料) 11/13 中間テスト (A4、 横書き、 2000 字程度) 持ち込み自由 11/20 HOT ISSUE (1) (その他の資料) 11/27 HOT ISSUE (2) (その他の資料) 12/4 Further Study (1) (その他の資料) 12/11 Further Study (2) (その他の資料) 12/18 世界におけるアジア経済―日本の国際的地位と役割 (その他の資料) 1 月 期末テスト (A4、 横書き、 2000 字程度) 持ち込み自由 |
学ぶ上での注意・担当教員からの希望 |
テレビの国際経済ドキュメンタリー番組を見よう. 授業中の積極的質問・討論を大歓迎 |
成績評価の方法 |
出席と態度 30 点+中間テスト 30 点+最終試験 40 点 |
テキスト | 〔テキスト〕 田中素香ほか 『現代世界経済をとらえる』 東洋経済新報社、 2002 年。 〔参考文献〕 (授業時に必要に応じてコピーを配布する) 赤松要 『世界経済論』 国元書房、 1965 年。 |
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