日本福祉大学 経済学部

経済理論UA・B

単位数 学年配当 開講形態 教員名
4 1 前期 上 田 和 宏・谷 地 宣 亮

テ|マ マクロ経済学の基礎を学ぶ

講義のねらい
 マクロ経済学と呼ばれる分野の基礎を講義する。 マクロ経済学は経済を国という単位でとらえる。 なぜ景気が良くなったり悪くなったりするのか、 政府による経済政策は効果があるのかなど、 私たちが直面する多くの経済問題は、 マクロ経済学を通して分析することができる。
 理論は現実を見るための 「めがね」 のようなものである。 将来、 さまざまな経済問題を理解し考えてゆくための基礎を身に付けてもらいたい。 また、 経済学を初めて勉強する際に出会う多くの専門用語に親しむことを重視するので、 それらの用語を使いこなせるようになってもらいたい。

講義のながれ
 講義は主にテキストの Part1 (5 章の前半まで、 ただし 2 章を除く) を学習する。 また、 その他に経済学の歴史や、 皆さんが生まれてから今日までの約 20 年間を主に対象とした日本経済の流れも講義で取りあげる予定である。
 講義の流れは, ほぼ以下の通りである。 (括弧内は予定講義回数)
1. ガイダンス (1 回)
2. 経済学とはどのような学問か (1 回)
3. 経済学の歴史 (1 回)
4. マクロ経済学とは (5〜6 回)
5. 有効需要と乗数メカニズム (5〜6 回)
6. 貨幣の機能 (5〜6 回)
7. マクロ経済政策 (2 回)
8. 日本経済概観 (2 回)

学ぶ上での注意・担当教員からの希望
 ほぼ毎週宿題が出されるのでそれを提出することが求められる。 前に習ったことをもとに次の講義が進むので、 欠席するとすぐに内容が理解できなくなる。 欠席しても必ず早めに補っておくことが重要である。

成績評価の方法
 成績は、 宿題 (約 20%)、 中間試験 (約 35%)、 期末試験 (約 45%) などを総合して評価する。 基本的な事項について理解できていると評価できる場合に単位は与えられる。 詳しくは講義において示す。

テキスト 伊藤元重  『入門経済学 第 2 版』 (日本評論社)



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