科目名科学技術社会論時 限火−4

単 位 数学年配当開講期間担 当 教 員
21後期近 藤   悟

テ|マ技術の進展と人間社会との関わりを“人間福祉”の視点から考える

講義の概要・ねらい
 私たちの身の周りには、 携帯電話、 クルマ等の技術製品が存在しており、 それらを当たり前のように利用して暮らしています。 私たちの生活は技術と密接な関り合いを持っていることがわかります。 最近の状況を見ると、 例えば、 環境負荷の少ない循環型社会の構築が求められています。 また、 情報技術が急速に進展する中で、 生活様式やコミュニケーション、 人間同士の関わり方等が変容してきています。 本講義では、 21 世紀社会で求められる科学技術と人間社会の新たな関係について、 "人間福祉 (人間・社会・自然との調和)" の視点から考えて見たい。
 なお、 本講義では、 環境、 福祉、 情報化の 3 つをキーワードに、 現代の社会においてどういうことに関心や問題意識が向けられているかについて、 科学技術と人間社会の関わりという観点から幅広く話題を提供し、 それらの話題に関して問題提起をすることに主眼をおきたい。

講義のながれ
1. 科学技術社会論とは―何を学び、 考えてほしいか
2. 技術の進展と人類社会の変革―情報社会までの歴史的変遷
3. 戦後の日本の軌跡からみた技術と人間社会の関わりー経済成長とライフスタイルの変容
4. 技術の進展に関する現代の問題の本質を考える―生活の豊かさを実現していく観点から
5. 環境に優しい社会と技術の関わりを考える―持続可能な循環型社会づくりへの挑戦
6. 人に優しい社会と技術の関わりを考える―情報機器や福祉機器を例として
7. 情報化と人間社会の関わりを考える―"情"は果たしてどこに行ったのか
8. まとめ―科学技術と人間社会の新たな関係とは

学習上の留意点
 科学技術に関する知識は必要ありません。 日頃から新聞などの記事に触れて、 高度情報社会、 環境調和型社会、 高福祉社会に関する関心や問題意識を育むようにしよう。

成績評価の方法
 成績評価は、 レポートと履修状況から行います。

使用テキスト
 使用しません。 講義は、 レジュメや関連資料、 ビデオを利用して行います。



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