日本福祉大学 社会福祉学部

体育 (幼児体育)

単位数学年配当開講形態教員名
23通年山 本 秀 人

テ|マ保育所における体育・運動の指導内容・方法について学ぶ

講義のねらい
 保育所において、 体育・運動を課業として展開していく場合問われるのは、 発達 (保育) 課題とかかわらせたうえで、 子どもたちに体育・運動で何を教え・伝えていくのかという内容が科学的・系統的に整理された取り組みであるかどうかです。 そのために保育者は、 マット運動・とび箱運動・ボール運動・竹馬・なわとびなど、 それぞれの運動教材でしか味わえないおもしろさや、 そのことを実感できうる技術指導の内容・方法を系統的に整理する必要があります。 そのことによって、 「できる」 ようになることに加え、 「わかる」 という技術認識をも子どもたちに獲得させることが可能になってくるのです。
 本講義 (実技) では、 2 年次に開講した 「保育内容研究 I」 の内容をふまえ、 すべての子どもが 「おもしろい」 「またやろう」 と言えるような、 「できて・わかり・楽しい」 体育・運動の指導内容・方法について考えていきます。

講義のながれ
前期
1   オリエンテーション、 グループ分け
2〜8  身体表現としてのマット運動 (動物歩きから側転への発展)
9〜11 空間表現としてのとび箱運動 (腕立て横跳び越しから台上側転)
12   空間表現としてのとび箱運動 (腕立て開脚跳び越し)
13   前期まとめのレポート作成
後期
1〜2  運動教材の指導案 (内容) づくりとその具体的指導方法の発表 1
3〜4  運動教材の指導案 (内容) づくりとその具体的指導方法の発表 2
5〜6  運動教材の指導案 (内容) づくりとその具体的指導方法の発表 3
7〜8  運動教材の指導案 (内容) づくりとその具体的指導方法の発表 4
9〜10 運動教材の指導案 (内容) づくりとその具体的指導方法の発表 5
11   1 年間のまとめ (修了レポートの作成)

学習条件・履修上求められるもの
 毎時間ミニレポート (実技に対する感想・意見・質問) を書いてもらいます。 必要に応じ実技のなかで活用します。
 前期は、 担当教員の指導によって、 それぞれの運動教材の基礎的な指導内容・方法について学習します。 後期は、 いくつかのグループを決めたうえで、 演習形式で実施していく予定です。 「運動教材の指導案 (内容) づくりとその具体的指導」 をグループ毎に担当してもらいますので、 必要に応じ授業以外の時間でグループミーティングを行う必要があります。

成績評価
 出席状況と毎時間のミニレポート、 および年 2 回のレポートにもとづき総合的に評価します。

テキスト山本秀人、 脇田順子 『幼児の運動指導法』 旬報社



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