日本福祉大学 社会福祉学部

宗 教 学

単位数学年配当開講形態教員名
22集中岩 井   洋

テ|マ宗教現象に対する社会科学的理解を深める。

講義のねらい
 一般に 「宗教」 は、 何か特殊な現象だと考えられている。 しかし、 宗教は人間同士の相互作用から生まれた 「社会現象」 であり、 経済、 政治、 福祉、 家族、 教育などと同様に、 社会科学的に分析することが可能である。
 本講義では、 キリスト教、 仏教、 イスラームなどの 「世界宗教」 と呼ばれるものを中心に、 さまざまな切り口から比較考察する。 そして、 世界の宗教現象に関する基礎知識を学ぶとともに、 宗教現象そのものに対する理解を深めることをねらいとする。

講義のながれ
1 . イントロダクション:「社会現象」 としての宗教
2 . 世界宗教の基礎知識 (1):ユダヤ教とキリスト教
3 . 世界宗教の基礎知識 (2):ヒンドゥー教と仏教
4 . 世界宗教の基礎知識 (3):イスラーム
5 . 日本宗教の基礎知識
6 . 宗教のコミュニケーション論
7 . 儀礼と物語
8 . 奇跡と救い
9 . 生と死
10. 宗教組織論
11. 全体のまとめ
12. テスト

学習条件・履修上求められるもの
 講義を受ける上で参考になる文献として、 以下の三点をあげておく。
井上順孝編  『現代日本の宗教社会学』 世界思想社
井上順孝他編 『宗教学を学ぶ』 有斐閣
井上順孝編  『世界の宗教 101 物語』 新書館

成績評価
 出席を含めた講義への参加 40%、 テスト 60%の割合で評価する。 また、 途中入室・途中退室や私語、 携帯電話の使用など、 講義を妨害する者については、 大幅に減点する。

テキスト使用しない。



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