日本福祉大学 経済学部

社会教育特講U

単位数学年配当開講形態教員名
43通年小 木 美代子

テ|マ社会教育実践の課題を探る

講義のねらい
 「社会教育」 は、 「学校の教育課程として行われる教育活動を除き、 主として青少年及び成人に対して行われる組織的な教育活動 (体育及びレクリエーションの活動を含む)」 という、 青少年から高齢者に至る巾広い年齢層を対象とし、 しかも、 学習活動から文化活動、 レクリエーション活動、 体育を含む多種多様な活動を、 その内容として包含している。
 本講義では、 それらの社会教育施設 「公民館・生涯学習センター、 図書館 (学校図書館も含む)、 博物館等」 で展開される多彩な活動・実践に光をあて、 その実際を知るとともに、 そこでは何が評価でき、 何が課題になっているのか追求していく。
 なお、 講義の中で何度か、 社会教育施設実践を行っている人をゲスト講師として招き、 ビデオやスライドを見ながら話してもらい、 その実際をより深く知る機会を設けたいと考えている。

講義のながれ
前期
1 ・多様な社会教育施設 (公民館、 図書館、 博物館)
2 ・公民館の役割とその活動の実際
3 ・多彩な公民館実践を学ぶ
4  1) 女性の自己学習と託児の必要性
↓     (ゲスト講師 (1) )、 まとめと課題
6  2) 子どものための社会教育実践
↓     (ゲスト講師 (2) )、 まとめと課題
8  3) 高齢者のための社会教育実践
9  4) 障害児・者のための社会教育実践
      おもちゃ図書館実践 (ゲスト講師 (3) ) に学ぶ、 まとめと課題
11 ・多彩な公民館実践から学んだこと
12 ・前期のまとめと後期に向けて

後期
1 ・戦後の図書館政策・実践の流れ
2 ・世界の図書館づくりに学ぶ
3 ・市民のための図書館づくりをめざして
4  1) 先進的図書館実践に学ぶ
↓     箕面の図書館実践 (ゲスト講師 (4) ) に学ぶ、 まとめと課題
6  2) 学校図書館法の理解とその現実
↓     学校司書のいる岡山の学校図書館実践
↓     (ゲスト講師 (5) ) に学ぶ、 まとめと課題
8  3) 博物館のおもしろさと子ども博物館の意義
↓     (ゲスト講師 (6) )、 まとめと課題
10  4) 社会教育実践としての児童館・学童保育
↓     (ゲスト講師 (7) )、 まとめと課題
12 ・多彩な社会教育実践をふりかえって
↓     (1年間のまとめ)
13 ・予 備

学習条件・履修上求められるもの
(1) 講義は、 プリント資料を中心に進めるので、 各自ファイルを用意し、 整理に努めること。
(2) 何度かのゲスト講師による講義時は、 とくに失礼のない態度で臨んでほしい。

成績評価
 評価は、 授業中の何回かのミニレポートや理解度チェック票と、 前期末ならびに学年末テスト (またはレポート) の結果と合わせて行う。

テキスト小木美代子他編著 『子育ち学へのアプローチ』 エイデル研究所、 2000年
その他、 講義中に適宜紹介する。



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