日本福祉大学 経済学部

社会福祉援助技術演習

単位数学年配当開講形態教員名
43通年
2コマ連続
ク  ラ  ス

テ|マ社会福祉援助技術の実際を学ぶ

講義のねらい
 この科目は社会福祉実践の方法を実際に学ぶ科目である。 従って、 相談援助技術を学ぶ前に社会福祉の方法の社会福祉全体における位置を学ぶことを欠かすことができない。
 また社会福祉の方法は個別援助に関わる面接技術のみならず、 地域に関わる援助技術、 さらには社会調査の方法まで視野に入れる必要がある。 なお、 ケアマネージメントも検証しつつ学ぶ必要がある。
 この演習では、 第一には個別、 集団、 地域を対象とする援助の実際の全般を学ぶことができるよう配慮される。 第二は、 それらの援助の方法に共通する要素を学ぶ。 特にアセスメントすなわち、 社会福祉の対象者の生活を総合的に把握する技術や面接技術を学ぶ必要がある。 第三は、 事例検討などを通して子ども・高齢者・障害者といった対象者の特性や、 施設・在宅・医療など援助の場や機関の特性に即した方法を学んでほしい。

講義のながれ
 演習の流れとその内容はクラスによって多少の違いがあるが、 およそ次のようになる。
前期
1. 社会福祉援助技術演習の目的と課題
2. 社会福祉制度の動向と生活問題理解
3. 当事者から学ぶ
4. 社会福祉実践と倫理
5. 社会福祉援助方法としての面接(1)
6. 社会福祉援助方法としての面接(2)
7. 実践記録の意義と方法
8. 事例から学ぶ方法
9. アセスメントと援助計画(1)
10. アセスメントと援助計画(2)
11. ケアワークの実際から学ぶ
12. 関わりの扉を拓くレクワーク

後期
1. 実習を通してみた社会福祉実践現場の課題
2. 実習事例の検討(1)
3. 実習事例の検討(2)
4. スーパービジョンの意義と方法
5. ケアマネージメントの現状と課題
6. セルフ・ヘルプ・グループに学ぶ
7. 地域組織化活動の方法
8. 社会福祉調査の基礎(1)
9. 社会福祉調査の基礎(2)
10. 地域福祉計画の基礎(1)
11. 地域福祉計画の基礎(2)
12. 社会福祉援助技術演習をふりかえって
*事例検討やロールプレイ (役割演技) は随時取り入れる。
*学内外のゲストを演習にお招きすることがある。

学習条件・履修上求められるもの
 援助技術を知識として理解するだけでなく、 考えつつ実践していけるようになるためには、 演習をこころみの場として活用し、 やってみて、 仲間とともにふりかえることが大切である。 学生の演習への主体的な参加が強く望まれる。

成績評価
 レポート、 出席状況、 平常点により評価を行う。

テキスト社会福祉援助技術演習クラス共通のテキスト1冊を下記のように定めます。
  (クラスよっては、 この他のテキストが指定される場合もあります)
川田誉音、 水野信義、 山口みほ、 杉山章子編 『改訂 社会福祉援助技術演習』 みらい、 2002年3月発行



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