日本福祉大学 経済学部

社会科教育法V(公民)

単位数学年配当開講形態教員名
23後期松 谷   務

テ|マ「公民科」 教育の歩み、 あり方と実践を考える

講義のねらい
 高校の 「公民科」 は、 現行の学習指導要領によって誕生した教科である。
 その (1) 成立の経緯、 (2) 目標、 (3) 分野・内容、 (4) 教材・扱い方、 (5) 具体的展開法などを扱う。 その際、 旧社会科と、 その 「公民」 分野の歩みを振り返り、 継承すべき点も学ぶ。 また、 現代の諸問題に取組む学習を重視し、 さらに、 主体的な学習法についての実践の一端を検討する。 「公民科」 を中心に、 教育全般の実践と研究を発展させる、 そのあり方についても考えたい。

講義のながれ
1. 敗戦までの 「公民」 と、 社会科の誕生
2. 高校 「社会科」 の歩みと、 高校 「公民科」 の誕生
3. 新学力観と、 学習指導要領 「公民科」 目標
4. 公民科と総合学習
5. 主体・共同学習の方法
6. 敗戦と、 国民主権・天皇制、 専守防衛
7. 人権と、 少数者・社会的弱者
8. 規制緩和、 開発プロジェクトと、 住民の生活
9. 人口増加、 資源エネルギー多消費下の環境保全
10. 南北格差がもたらす内なる国際化と、 異文化への対応
11. 不安な社会がもたらす宗教のカルト化
12. 「公民科」 の授業計画と、 授業と学習の評価

学習条件・履修上求められるもの
 自ら学習するよう求めます。
   (1) 諸君の、 積極的参加を求め、 スピーチ・討論を行う。
   (2) 講義の準備として、 適宜、 小レポートを宿題として課す。
   (3) 欠席・遅刻・早退への節度を求める。
 ※ 初回は、 万障繰り合せて出席すること。

成績評価
 レポート試験、 小レポート・スピーチ・討論などによる。

テキスト文部省 『高等学校学習指導要領解説・公民編』 実教出版



(C) Copyright 2002 Nihon Fukushi University. all rights reserved.
本ホームページからの転載を禁じます。