日本福祉大学 経済学部

環境経営

単位数学年配当開講形態教員名
23前期向 井 征 二

テ|マ環境をすべての要素に取り入れた経営のあり方を考える

講義のねらい
環境経営は、 次の3つのステップで進化する。
1. 外圧:法的規制、 系列からの圧力、 業界の動きなどにより消極的に環境問題に対応する段階
2. 自主努力:環境への対応の重要性を認識し、 環境問題をビジネスチャンスともとらえる段階
3. 環境経営:環境が企業の持続的発展に不可欠の要因であるとの認識に立ち、 すべての経営資源を 「環境」 という観点から再配分する段階
 このような進化の過程をたどってエクセレントカンパニーに成長した企業の事例を交えながら、 環境経営をさまざまな側面から考える。

講義のながれ
1. 環境経営の基本的理解
2. 企業の成長と環境対応
3. 環境経営とリスクマネジメント
4. 環境会計
5. 環境配慮型製品・サービスの開発とLCA
6. 購買活動における環境経営
7. 生産活動における環境経営
8. 環境情報の開示と環境報告書
9. 環境マネジメントシステムの理解
10. 環境ビジネスの展開
11. 再生可能エネルギーの可能性
12. 環境先進国における環境経営
13. 新たな環境経営指標

学習条件・履修上求められるもの
 環境優良企業の環境報告書を配布し、 次週に論評を発表させるなどの実践的な演習も盛り込む。 ビデオの活用も心がける。

成績評価
 いくつかのテーマを選択させ、 小論文形式で理解度をテストする。 資料、 ノートの持込みを許可する。

テキスト適宜レジュメを使用する



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