日本福祉大学 経済学部

非営利マーケティング論

単位数学年配当開講形態教員名
42前期小 木 紀 親

テ|ママーケティング研究における非営利マーケティングの現状と展開

講義のねらい
 近年、 非営利組織は、 経済のソフト・サービス化の要請から、 また社会活動の様々な必要性から、 その重要性がますます高まっている。 さらに、 その時代の潮流に合わせ、 各非営利組織が、 自らの諸問題の解決策として市場 (営利組織) のマーケティング活動に注目しつつある。
 そこで本講義では、 いわゆるマーケティング論と非営利マーケティング論の相違をきっちり把握することから始め、 非営利マーケティングの本質をみていきたい。 具体的には、 まず前期において、 マーケティング自体とマーケティング理論の把握をしっかりとしてもらう。 後期からは、 非営利のマーケティングを、 ソーシャル・マーケティングや事例研究を交えながら概観していきたいと考えている。 できるだけ、 マーケティング論を履修した後、 本講義を履修することが望ましいが、 本講義において非営利組織の経営・戦略に過度に期待をしているとすれば、 その考えをマーケティング論の延長線上に非営利のマーケティングが存在しているものだと改めて受講してもらいたい。

講義のながれ
前期
1 イントロダクション
 非営利マーケティングとは (1)
2 非営利マーケティングとは (2)
 現在のマーケティング・モード
3 マーケティング戦略の基本体系
4 製品戦略 (1)
 製品戦略 (2)
5 価格戦略 (1)
 価格戦略 (2)
6 流通チャネル戦略
 プロモーション戦略 (1)
7 プロモーション戦略 (2)
  プロモーション戦略 (3)
8 サービス・マーケティングの重要性 (1)
  サービス・マーケティングの重要性 (2)
9 非営利のマーケティング (1)
  非営利のマーケティング (2)
10 非営利のマーケティング (3)
  社会志向のマーケティング (1)
11 社会志向のマーケティング (2)
  非営利組織の事例研究 (1)
12 非営利組織の事例研究 (2)
  非営利組織の事例研究 (3)
13 非営利組織の事例研究 (4)
総 括

学習条件・履修上求められるもの
・不適切な受講態度 (飲食、 携帯電話の使用、 帽子の着用、 私語など) は絶対に認めない。 特に私語については厳しく注意するので、 そのつもりで受講すること。
・受講者が少人数であればディスカッション形式の講義も取り入れたい。
・質問はいつでも何でも答えるので、 随時来訪のこと (授業終了時が好ましい)。

成績評価
 基本的には、 出席状況、 受講態度、 課題レポート、 学期末テスト (レポートの場合もあり) などから総合的に判断する。

テキスト小木紀親  『マーケティング・ストラテジー』  (中央経済社)



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