日本福祉大学 経済学部

国際ビジネス

単位数学年配当開講形態教員名
2後期津 森 信 也

テ|マ 日本のあらゆる企業は国際化しなければ生きていけない時代になっている。 国際的視野に立った経営とは何か、ビジネスとは何かを探る。

講義のねらい
 世界が自由経済圏諸国のみになりつつある現在、 世界市場は一本化し、 国内企業と思われている企業でも実際は国際的な競争下にある。
 そのような環境の中では企業人には国際的な見地からビジネスをとらえる目がますます要求されるようになってきている。
 本講義では国際ビジネスおよび国際経営の実際と理論を基礎から考える。 特に、 国際的にビジネスをするというのはどういうことなのかという基本から入って行くことにする。

講義のながれ
 基本的にはテキストに沿いながら、 企業が国際化していく過程を考えていく。 その中で国際的なビジネスの仕組みと基本的な理論を紹介していく。
1. 企業経営の基本
  日本の国際化と日本企業の国際化
2. 国際経営
  なぜ国際的なビジネスが行われるのか
  どのようなメリットがあるのか
  貿易の基本と国際投資の基本
3. 多国籍企業
  企業が多国籍化するのはなぜか
  多国籍企業の優位性
4. 貿易と直接投資
  貿易の基本的仕組みと日本の貿易の流れ
  企業の直接投資と海外進出
5. 海外子会社の設立とその運営
  設立の仕組みと注意点、 立地条件
  カントリーリスク
6. 国際ビジネスにおける財務戦略
  財務戦略の基本
  財務戦略の国際化
7. 国際ビジネスと法務
  国際ビジネスに必要な法律知識の基本
8. 多国籍企業の人事と組織
9. 異文化下での日本企業の国際経営

学習条件・履修上求められるもの
 国内ビジネスすら経験がない諸君への国際ビジネスの講義であるから、 できる限り具体例をあげながら分かりやすい講義を考えたい。 難しい理論を学ぶのではなく、 企業が国際的に行っているビジネスの基本を学ということが目的である。 講義を聴いてテキストを参考にすれば必要な基礎知識は身につくはずである。

成績評価
 基本的にはテストの結果で評価するが、 講義を聴くという基本的な姿勢もビジネスの世界では重要であり出席点をかなり加味する。

テキスト絹巻康史編著 『国際経営−多国籍企業の貿易・投資・海外事業』 (仮題) 文眞堂
(2001年10月刊)



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