日本福祉大学 経済学部

原価計算

単位数学年配当開講形態教員名
42通年深 谷 和 広

テ|マ原価計算の基本的理論・技法を理解し、 その社会的役割を学ぶ

講義のねらい
 原価計算とは、 一定の製品またはサービスを産出するために、 どれだけの経済的価値を消費したのかを決定する計算技術である。 これは、 財務諸表作成目的、 原価管理目的、 利益管理目的、 価格決定目的、 そして経営意思決定目的等に利用されている。
 本講義では、 各目的で利用される原価資料の作成方法および利用方法について学ぶことを目的とし、 このために制度としての原価計算の諸技法と理論を十分に理解することができるよう講義をすすめることにしたい。 またあわせて原価計算が現代社会における役割を考えていくことにする。

講義のながれ
前期
1. 原価計算、 管理会計と工業簿記
2. 原価概念とその分類
3. 原価計算の諸手続と形態
4. 工業簿記の勘定構造
5. 材料費の会計
6. 労務費の会計
7. 経費の会計
8. 原価の部門別計算
9. 製造間接費の会計
10. 個別原価計算 (1)
11. 個別原価計算 (2)
12. 前期総括

後期
1. 総合原価計算 (1)
2. 総合原価計算 (2)
3. 総合原価計算 (3)
4. 標準原価計算 (1)
5. 標準原価計算 (2)
6. 標準原価計算 (3)
7. 直接原価計算 (1)
8. 直接原価計算 (2)
9. 直接原価計算 (3)
10. 利益管理のための損益分岐点分析 (1)
11. 利益管理のための損益分岐点分析 (2)
12. 後期総括

学習条件・履修上求められるもの
本講義は、 積み重ねの学問としての性質から欠席しないように注意すること。
課題を課す予定であるので自ら課題に取り組み理解できるよう努力すること。
理解度把握のため、 随時、 小テストを行う。

成績評価
 学年末の試験に、 小テストの結果を加味して評価する。

テキスト 『新検定 簿記講義 2級工業簿記』  中央経済社
『新検定 簿記ワークブック 2級工業簿記』  中央経済社



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