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産業経済学 |
単位数 | 学年配当 | 開講形態 | 教員名 |
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4 | 2 | 前期 | 三 輪 憲 次 |
テ|マ | 産業構造・連関から経済活動を考える |
講義のねらい |
経済活動を国民経済レベルで分析しようとするのがマクロ経済学であり、 企業レベルでの分析を試みるのがミクロ経済学であるとすれば、 その中間の産業レベルにおいて経済活動を分析しようとするのが、 いわゆる「産業論」である。 この講義では、 第T部で産業連関表の基本構造と産業連関論に基づく分析手法を学習する。 第U部では市場構造の分類とその測定を行い、 寡占市場とそこでの競争について、 クールノー・モデルおよびシュタッケルベルグ・モデルについて学習する。 第V部は貿易政策への応用を試み、 自由貿易擁護のリカード・モデルとクルノー・モデルを応用した保護貿易論として戦略的関税政策を取り上げる。 |
講義のながれ |
第T部 産業連関論 第1講 産業連関表と国民所得 第2講 投入係数表 第3講 レオンチェフ逆行列表 第4講 レオンチェフ逆行列表による経済予測 第U部 市場構造と企業間競争 第5講 市場構造の分類と測定指標 累積集中度とハーフィンダール指数 第6講 価格支配力と独占度 独占価格とラーナーの独占度 第7講 クールノー・モデル (1) 寡占と相互依存性、 反応曲線−数学的展開 第8講 クールノー・モデル (2) 等利潤線と反応曲線−グラフ的展開 第V部 貿易政策 第9講 自由貿易論 (1) リカードの比較生産費説−生産可能フロンティア 第10講 自由貿易論 (2) リカードの比較生産費説−交換可能フロンティアの拡大 第11講 自由貿易論 (3) 国際分業の成立−生産物特化 第12講 戦略的関税政策 (1) クールノー競争と消費者余剰および企業利潤の変化 第13講 戦略的関税政策 (2) 最適関税率と世界全体の厚生 |
学習条件・履修上求められるもの |
積重ね的講義内容なので、 欠席しないこと。 |
成績評価 |
通常の定期試験にて行う。 |
テキスト | なし。 |
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