日本福祉大学 経済学部

経済政策

単位数学年配当開講形態教員名
42通年鈴 木 健 司

テ|マわが国の経済政策

講義のねらい
 政策とは、 ある目的を決定し、 その目的を達成するために必要な手段を決めて実施する一連の手続きです。 政府は国民生活を向上させる目的を達成するために、 様々な政策を行いますが、 そのうち経済政策は、 景気安定や失業率の減少など経済的な目的を対象としています。 本講義の目的は、 財政政策や金融政策などの経済政策について、 その経済学的な理論背景の理解を深めることです。 さらに、 現実の経済政策を例として挙げながら、 どのような経済効果が期待されるのか、 また、 今後必要となる経済政策はどのようなものなのかについて考察していきます。

講義のながれ
前期
1. 経済政策総論
2. 国民所得決定の理論
3. IS−LM分析
4. 財政政策の効果
5. 金融政策の効果
6. 総供給曲線と物価水準
7. インフレーションと失業
8. 復習テストと質問
9. わが国の財政政策
10. 税制改革
11. 公債の経済効果
12. 復習テストと質問

後期
13. 公共投資の有効性
14. 道路投資の問題点
15. わが国の金融政策
16. 不良債権問題
17. 復習テストと質問
18. 社会福祉と経済成長 (その1)
19. 社会福祉と経済成長 (その2)
20. 世代間格差の問題
21. 地域間格差の問題
22. 規制緩和政策
23. 財政構造改革
24. 復習テストと質問

学習条件・履修上求められるもの
 授業では必要に応じてマクロ経済学・ミクロ経済学初歩的な理論の説明から行いますが、 各自で復習しておくことを望みます。 また、 現実的な話題にも触れますので、 日頃からテレビ、 新聞、 雑誌などを見て経済に関心をむけて下さい。

成績評価
 年2回 (中間、 学年末) のテストと、 年4回の小テストを行います。 さらに自発的なレポート提出も評価の対象とします。

テキスト最初の授業で使用する



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