日本福祉大学 経済学部

ミクロ経済学

単位数学年配当開講形態教員名
42後期遠 藤 秀 紀

テ|マミクロ経済学の展開

講義のねらい
 経済理論Iでは 「市場の資源配分メカニズムがうまく機能している」 ケースを中心に話を進めました。 しかし現実には、 少数の企業により産業が支配されたり、 公害などの問題が発生したりして、 資源配分のメカニズムがうまく機能せず、 社会的な利益が最大化されないケースも少なくありません。
 この場合、 ミクロ経済学はどのような分析道具を提供してくれるのでしょうか?
この講義では、 経済理論Iで身につけた基礎知識をもとに、 一歩進んだミクロ経済学の内容を解説を行います。
 財政にかかわる問題や環境問題など、 このところ話題になっている分野の話も、 ミクロ経済学は有用な分析道具となります。 ミクロ経済学の全体像をつかむことは、 皆さんにとって非常に有益でしょう。

講義のながれ
(前半)
 (1) 消費者行動の理論
 (2) 生産者行動の理論
(後半)
 (1) 独占・寡占の理論
 (2) 市場の失敗
 (3) より進んだトピック (講義の状況に応じて調整します)

学習条件・履修上求められるもの
 講義のペースは、 経済理論Iよりやや速くなります。 当然ながら、 経済理論Iの内容を事前に復習しておくことが望ましいです。
 質問については講義時などに受け付けます。
私語は厳禁です。 携帯電話の使用も (通話、 Eメール共に) 禁止します。

成績評価
中間試験、 学年末試験、 宿題。

テキスト伊藤元重  『ミクロ経済学』  (日本評論社)



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