日本福祉大学 経済学部

日本経済史

単位数学年配当開講形態教員名
41通年曲 田 浩 和

テ|マものづくりと経済社会

講義のねらい
 一口に 「ものづくり」 といっても、 時代によってさまざまです。 ただ、 どの時代でも共通していえることは、 新しい 「ものづくり」 によって、 ひとびとの意識やその時代の社会を大きく変えてきました。
 例えば、 弥生時代の稲作は、 定住化社会・身分制社会を生み出しました。 また、 土木技術の進歩は都市をつくりました。 酒・醤油の醸造業の発達は、 ひとびとの食生活を大きく変えました。
 このような 「ものづくり」 が、 流通世界や消費生活にどのような影響を与えたのかを考えます。 素材はできるだけ知多半島を中心とした伊勢湾周辺地域から選び、 地域経済を考える糸口になればよいと考えています。

講義のながれ
 ガイダンス
T江戸時代以前のものづくり
1 狩猟採集の世界
2 稲をつくる
3 古墳をつくる
4 律令経済のなかで
  農村/都市/寺院
5 荘園経済のなかで
  米と雑穀
6 戦国経済のなかで
  戦乱による消費の拡大
U江戸時代以降のものづくり
1 産業の発達と経済社会
  農業/水産業
  醸造業
  酒/酢/味噌
  木綿業/窯業
2 文明開化と消費生活
  ビール/ワイン
  ソ−ス/ケチャップ

学習条件・履修上求められるもの
 前期レポート (夏休み明け提出) のテーマは、 「ものづくりの企業史」 です。 優秀レポートを発表し、 報告会を実施したいと考えています。

成績評価
前期レポートと、 期末の試験による

テキスト特になし



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