科目名情報と数理入門時限教室
*時限・教室は所属クラスによって異なる
単位数学年配当開講期間担当教員
21前期御 橋 広 眞・北 門 新 作

テ|マ情報科学のための基礎数学:その考え方と使い方

講義の概要・ねらい
 英語の 「インフォーメーション」 を 「情報」 という日本語に最初に訳したのは森鴎外だそうです。 この言葉は 「データー・インフォーメーション・コミュニケーション」 という一連の英語の真ん中に位置しています。 つまり、 データーすなわち 「報」 と、 コミュニケーション (人と人の対話) の 「情」 の世界とが結びついています。 鴎外の創案にふさわしい、 味わいのある言葉という感じがします。 ですから、 「情報と数理」 の基礎を学ぶ人は、 自分の感性と論理性を磨こうという意欲を示してください (ムズカシイ計算かな?と考えずに)。 それにコンピューター科学では、 誰にでもできる 「数えること」 の数学 (離散数学) が基礎です。 「数えられるものと数えられないもの」 の違いは何か?からスタートし、 情報科学を生活・環境や自然・生命に応用するための基礎を学ぶことにします。

講義のながれ
1. 数えられるものと数えられないもの
2. 集合論 ものとものとの対応
3. 関数 ものとものとの関係
4. ベクトルと行列 数から形へ
5. グラフ理論 変化を表す
6. 平面的グラフ、 彩色、 木 部分から全体へ
7. 有向グラフ、 有限オートマトン 動きを表す

学習上の留意点
  「情報と数理入門」 では、 計算をするための論理を鍛えるだけでなく、 あなたの感性をおおらかに育てるつもりになってください。

成績評価の方法
 適宜、 演習とレポートを行い、 テストで締めくくります。

使用テキスト
 利用しない。 (プリントを配布する)



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