高齢者福祉論 (保)

単位数学年配当開講形態教員名
42後期 (2 時限連続)近 藤 克 則

テ┃マ老人福祉 −現状と課題−

講義のねらい
 人は、 若くして死なない限り、 例外なく高齢期を迎え、 未経験の“問題”に直面します。 今後、 さらに高齢化が進む日本では、 さまざまな“高齢者問題”が次々と社会問題化することは間違いないでしょう。
 この講義のねらいは、 まず、 どのような問題がすでに生じているのか、 今後どのような問題が顕在化してくるのかなど、“問題”の所在を理解すること、 次に、 問題への対応がどこまで進んでいるのか、 今後求められる対応のあり方を考えることにあります。 高齢化する日本社会を生きていく学生諸君が、 今後新たに現れてくる“高齢者問題”に立ち向かうのに必要な基本的知識と考える視点を提供することを、 重視します。 前半は、 主に福祉臨床の側面を、 後半は主に社会経済的側面を扱います。

講義のながれ
前半 高齢化社会とは
   高齢者の身体的・心理的特徴
   要介護老人とは
     身体障害と痴呆
   高齢者医療と福祉
   リハビリテーションと MSW
   在宅ケア
   延命治療・尊厳死・安楽死
後半 高齢者の社会・経済的特徴
   年金制度/所得保障
   老人福祉施設
   欧米諸国の老人福祉
   老人福祉法・老人保健法
   非営利民間活動 (NPO)
   新ゴールドプラン・ゴールドプラン21
   介護保険
   福祉の3つの視点と2つの立場

学習上の留意点
 後期 2 時限連続の講義になります。
 講義が双方向的になるように、 質問・要望等を歓迎します。 出席カードに記入して下さい。
 学生に、 発言の機会を作ります。 積極的な発言を期待します。

成績評価
 成績評価は、 本テストを最も重視します。 講義の度に、 感想や質問を記入した出席カードを提出してもらいます。

テキスト生協で販売される講義資料集を事前に購入しておくこと。


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