経済経営情報演習002

単位数 学年配当 開講形態 教員名
2 2 後期 後 藤 順 久

テ┃マ 経済・経営を学ぶ学生のための統計解析

講義のねらい
 統計解析を学習するには、 理科系の学生であれば、 理論や数式を覚える必要があるが、 文科系の学生であれば、 統計用語とその意味、 データの視覚化の技術を先に身につけたほうが実務に役立つケースが多い。 ほとんどの計算は、 Excel の関数や統計解析用ソフトで解決できる。 基本統計量を理解できず挫折してしまう学生がいるが、 そこで諦めないで最低、 回帰分析まではがんばりなさい。 分析することのおもしろさが理解できるはずである。 そこまで来れば、 因子分析・主成分分析・数量化分析の活用までは遠くないと信じる。 自動車の構造についてあまり知らなくても、 自動車の運転はできる。 運転ができるようになれば、 構造のことをもっと知りたいと思うであろう。
 分析の対象とするデータは、 国民経済計算、 家計調査年報、 法人企業統計年報、 福祉関連のアンケート調査結果など、 できるだけ経済・経営・福祉と関係あるものを採用し、 インターネット時代のメリットを生かし、 そのデータの在処、 ダウンロード法、 使用法などにも触れ、 情報資源として活用する。 そして、 統計解析による問題構造の把握を行える能力を身につけたい。

講義のながれ
第 1・2 週  数量データの基本統計量
第 3・4 週  アンケート調査の集計・分析
第 5・6 週  回帰分析
第 7 週  判別分析
第 8 週  因子分析
第 9 週  主成分分析
第 10 週  クラスター分析
第 11・12 週  数量化分析

学習上の留意点
 「情報処理演習」 の履修が前提である。 明確なスケジュールに従って進行するので、 欠席すると理解が著しく困難となる。 従って遅刻・欠席の扱いは履修規定に沿って厳格に行うので注意すること。
 

成績評価
 出席状況と課題の成果による評価を行う。

 

テキスト 石村貞夫・高橋達央著 『マンガ統計手法入門』 シーエムシー


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