国 際 法

単位数 学年配当 開講形態 教員名
4 3 通年 大 竹 秀 樹

テ┃マ 国際社会と国際法の役割について

講義のねらい
 国際法は諸国家間で構成される国際社会において機能し、 諸国家の平和的共存のためのルールである。 したがって、 国際法は国内法と異なり、 主権・独立国家に適用され、 国家の合意に基づいて成立する。
 この講義では、 まず国際社会を理解し、 国際法の歴史、 国際法の定立、 国家の領域、 国際組織、 平和・安全保障、 個人の地位などについて考える。 そして、 これらの作業を通じて、 国際法とは何か、 国際法は日常生じる国際問題とどう関わっているかについて理解していきたい。
 毎日、 報道されるニュースの中から国際法がらみの問題を取り上げ、 受講生にとって理解しやすい、 興味を持てる講義にしたい。

講義のながれ
4 月 国際法の特殊性
 国際社会と国内社会
5 月 国際法の構造
 国際法の定立と発展
 国内法との関係
6 月 国際法の主体
 国際法と国家
 国家の成立
7 月 国家領域
9 月 国家責任
10月 国際法と紛争解決
 国際裁判
11月 戦争の違法化
12月 国際法と個人
 外国人の地位
1 月 人権の国際化

学習上の留意点
 受講生は新聞を読み、 特に国際問題について注意を払い、 国際法的に考えてみるという問題意識を持って欲しい。

 

成績評価
 夏休みの課題レポートと学年末試験によって行う。

 

テキスト 横田洋三編 『国際法入門 (有斐閣アルマ)』 有斐閣


(C) Copyrighted 2001 Nihon Fukushi University. All rights reserved.
本ホームページからの転載を禁じます。