租 税 論 |
単位数 | 学年配当 | 開講形態 | 教員名 |
---|---|---|---|
2 | 3 | 後期 | 下 村 純 典 |
テ┃マ | 税の仕組みと理論を学ぶ |
講義のねらい |
「納税はなぜ義務なのか」 から始めて税の本質を確かめ、 現行の日本の税制が税制としての
「在るべき姿」 に近いのかどうかに視点を置きながら分析を進め理論を学習する。 租税の定義と租税法定主義、 租税の機能と役割、 租税原則、 租税の分類、 租税の転嫁について学んだ後、 租税負担の推移を国際比較を織り込みながら検討し、 租税体系、 税収構造についても目を向ける。 さらに、 所得・消費・資産に対して課税される主要税目を個別に取り上げて問題点を指摘、 とくに税率引上げが課題になっている消費税問題に焦点を当てつつ税制改革の方向について検討を進める。 なお、 税は政治的要素が深く関わっている分野である。 改正・改革の動向が新聞報道されたときは随時これを取り上げ、 なぜそうしなければならないのかを考える。 |
講義のながれ |
1. 納税はなぜ義務なのか −租税の定義と租税法定主義− 2. 日本財政の現状と展望 −大きな政府と小さな政府− 3. 租税の機能と役割 4. 租税原則 5. 租税体系と租税の分類 6. 租税の転嫁と帰着 7. 日本の税収構造 8. 租税負担水準の比較・検討 9. 主要税目の検討 −所得課税・消費課税・資産課税− 10. 税制改革の理念と展望 −消費税改革の課題− |
学習上の留意点 |
税はその仕組みが複雑であるのに加えて政治との関わりが深いため敬遠しがちだが、
自分で稼得した所得から支払うというきわめて身近な問題でもある。 新聞報道にも関心をもち、 常に問題意識を持つことが必要だ。 |
成績評価 |
期中、 ミニ・レポートの提出を求め、 期末試験の成績と併せて評価する。 |
テキスト | テキストは使用しないが、 毎回の講義に際してレジュメと資料を配布する。 |
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