地域経済論

単位数 学年配当 開講形態 教員名
4 3 通年 中 村 智 彦

テ┃マ 身近な経済問題に関心を持とう

講義のねらい
 地域とは、 いったい何を指しているのだろうか。 まず、 そこから考えてみよう。 そして、 地域経済の問題とは、 私たちにどう関係しているのだろうか。 この講義では、 まずそこから考えてみようと思う。
 地域経済の問題は、 近年、 深刻化し、 関心も高まっている分野である。 それだけに、 私たちの生活に直接的に影響することも多くなっています。 そのため、 単なる理論的な見方ではなく、 地域経済の問題を、 身近なものとして考え、 自分なりの考え方を整理していくことを、 この講義の目的とします。 したがって、 知多半島や中部地区の事例を用いながら、 今起こっている問題の把握、 その原因と背景、 今後の展開を学び、 それに対するそれぞれの考えを持ち、 各自で述べられるようにしていきたいと考えています。

講義のながれ
 1. 地域とはなにか
 2. 地域経済の問題とは何か
 3. 日本の地域経済と政策の変遷
 4. 中小企業と地場産業−−−地域と企業、 衰退する地場産業
 5. 流通改革と商店街−−−商店街は不要か、 ユニクロを考える
 6. 観光産業と地域経済−−−テーマパークの問題、 観光は産業になるか
 7. 公共投資−−−なぜ公共投資は必要か、 どこに問題があるのか
 8. 雇用創出と地域経済−−−失業率が上がっている、 地元で就職できるのか
 9. 福祉と地域経済−−−福祉は産業になるのか、 障害者の雇用は可能か
10. IT と地域経済−−−IT で地域は活性化できるのか、 一極集中は進むか
11. 地方行政と経済施策−−−規制緩和は地域経済になにをもたらすのか

学習上の留意点
 地域経済に関わる問題を、 新聞などから取り上げて考えていきます。 新聞を読むこと、 およびテレビのニュース、 報道番組などを日頃から見ておくこと。
 

成績評価
 講義への出席、 レポート、 期末試験によって評価を行います。 レポートの提出および講義への出席が全体の 3 分の 2 に満たない場合は単位を与えません。 また、 15 分以上の遅刻は、 欠席扱いとしますので注意するように。
 

テキスト 使用しません。 講義の進行に合わせて、 適宜、 資料を配布する。 講義資料用のファイルを各自、 用意し、 保存すること。


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