開発金融

単位数 学年配当 開講形態 教員名
2 3 後期 今 井 正 幸

テ┃マ 開発金融の制度と役割

講義のねらい
 途上国の開発は 21 世紀も継続して全世界の重要な課題です。 その成否は国際間の平和と安定に直接影響を持っています。
 途上国の経済・社会が国として発展するため、 また全ての開発事業には、 その根幹に金融の役割があります。 「途上国の開発のための特別な金融の制度と役割を学ぶ」 それがこの講義の目的です。 別講義の 「国際援助」 と多少重複する個所がありますが、 この講義は 「金融」 だけに焦点を当てたものと解して下さい。
 理論や制度だけではイメージが把握できないので、 講義の全域にわたって映像を用い、 経験談や実際の姿を紹介することによって、 開発金融に対する理解とそれへの親近感を深めてもらうことを目標とします。

講義のながれ
開発金融とは何か
全世界の開発金融機関の展望
日本の開発金融機関
 @国際協力銀行 JBIC (旧 OECF 部門)
 A国際協力銀行 JBIC (旧 EXIM 銀行部門)
 B小規模開発金融 (ツー・ステップ・ローン)
 C日本のその他の開発金融機関
開発における民活インフラ事業
国際開発金融機関の全体像
国際開発金融
 @世銀、 IMF グループ
 Aアジア開発銀行 (ADB)
 Bアフリカ開発銀行 (AfDB)
  欧州復興開発銀行 (EBRD)
 Cその他の開発金融機関
開発金融と民間国際金融の接点
(アジアの金融・経済危機)
国際的債務累積問題

(補) 開発金融の実務

学習上の留意点
 半期なので、 相当量の内容を詰めて講義することになるから、 出席に努めること。 質疑応答を歓迎する。
 配布資料に加えて参考文献を紹介する。 指定する文献は、 極力目を通すように努力すること。
 

成績評価
 年度末にテストを行い、 それにより評価する。
 月 1 回程度アンケートを行なって出席状態を査定し、 評価に加味する。
 

テキスト 現時点では指定しない。 学期初め、 または講義の進捗に従って、 参考文献の紹介とは別にテキストを指定することもある。


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