経営分析

単位数 学年配当 開講形態 教員名
4 2 通年 谷 江 武 士

テ┃マ 変貌する現代企業の経営分析

講義のねらい
 現代の企業は、 大きな変貌をとげている。 このもとで 「会計ビッグバン」 も 2000 年からスタートした。 本講義では、 こうした変化を踏まえて現代企業の財務分析を通じて、 その実態を浮きぼりにしていくことをねらいとしている。
 このため、 主として財務諸表 (連結財務諸表を含む) や経営分析指標の見方を話した上で、 経営分析を体系的に理解できるように進めていきたい。
 現実の企業に関心をもって経営分析が学べるように、 できる限りケーススタディを取り入れるとともに計算技法を修得できるように力を入れていきたい。
 経営分析では、 財務諸表や分析指標を見て企業評価する。 その際、 同業他社や業界平均値との比較やその企業の歴史、 産業動向などを考慮に入れて、 「なぜその様な数値や比率になったのか」 の原因分析や総合的評価をしていきたい。

講義のながれ
前期
 1. 現代企業と経営分析
  バブル期以降の企業の変貌(第 1 週)
  企業の財務構造の変化 (第 2 週)
 2. 財務諸表の見方 (第 3 週)
  財務諸表の役割と仕組 (第 4 週)
 3. 財務諸表の入手方法 (第 5 週)
  貸借対照表の見方 (第 6 週)
 4. 損益計算書の見方 (第 7 週)
  利益金処分計算書の見方 (第 8 週)
 5. 会計方針 (第 9 週)
  ケーススタディ (第 10 週)
 6. 財務諸表分析の視点と方法(第 11 週)
  収益性分析 (第 12 週)

後期
 7. 収益性分析のケーススタディ(第 13 週)
  生産性分析 (第 14 週)
 8. 付加価値計算 (第 15 週)
  労働生産性 (第 16 週)
 9. 安全性分析 (第 17 週)
  資金収支表分析 (第 18 週)
10. 損益分岐点分析 (第 19 週)
  成長性分析 (第 20 週)
  ケーススタディ (第 21 週)
11. 企業集団分析 (第 22 週)
  企業集団 (第 23 週)
  連結財務諸表の見方 (第 24 週)
  企業集団の収益性 (第 25 週)
  企業集団の安全性・成長性 (第 26 週)

学習上の留意点
 電卓を持って来て下さい。 計算が正確で速くできるよう心掛けて下さい。 わからないところは、 授業終了後に直接質問して下さい。 やむを得ず休んだ人は、 友人からノートを見せてもらうかテキストで復習して下さい。
 

成績評価
 小テストおよび定期試験の成績で評価。 出席を加味。

 

テキスト 『財務諸表分析』 中央経済社

 


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