統計学B

単位数 学年配当 開講形態 教員名
4 1 通年 遠 藤 秀 紀

テ┃マ 統計学で何ができるかを学ぶ

講義のねらい
 昨年 (2000 年) は 「国勢調査」 という、 全国民を対象とした大規模な統計調査が行われました。 国勢調査など各種の調査・アンケートで記入された調査票は、 束ねただけでは個々人の記入した内容が書かれた紙の集まりにしか見えませんが、 さまざまな統計手法を用いて整理・分析することにより、 全国や都道府県、 各市区町村のすがたなどをわかりやすく表現したり、 経済理論の検証やマーケティング・リサーチに役立てたりすることが可能になります。
 この講義では、 受講生が将来的に統計学の知識を生かし、 さまざまな統計データの中から必要な情報を取り出す力を身につけることが出来るよう、 実際のデータを用いたり、 図表を用いたりして理解をサポートするようにしていきます。

講義のながれ
(1) 統計学とは
(2) 1 種類のデータを分析しよう
(3) 2 種類のデータの関係を分析しよう (その 1、 散布図、 相関)
(4) (2)-(3)のまとめ
(5) 統計的な推測を行うための準備 (その 1、 確率)
(6) 統計的な推測を行うための準備 (その 2、 期待値と分散、 確率分布)
(7) 統計的な推測を行うための準備 (その 3、 母集団と標本)
(8) (5)〜(7)のまとめ
(9) 統計データから必要な情報を取り出すテクニック (推定の考え方)
(10) 推定に説得力を持たせるためには (仮説検定の考え方)
(11) (9)〜(10)のまとめ
(12) 2 種類のデータの関係を分析しよう (その 2、 回帰分析)

学習上の留意点
質問については講義時及び研究室にて受け付けます。
私語を慎んで下さい。 携帯電話の使用も (通話、 E メール共に) 禁止しますので、 受講時は電源を切って下さい。
 

成績評価
 期末試験、 宿題。

 

テキスト 田中勝人 著 『基礎コース 統計学』 新世社

 


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